【牛たん屋お店特集】
アイズルームでは、会社を運営している視覚障害者社長の日々の行動に関する情報を,blog記事にまとめて発信しております。今日のお昼は、娘夫婦が好んで通っている牛たん専門店のお話です。こちらのお店は三井ショッピングパークららぽーと柏の葉内にある伊之助というお店です。ちょうどお昼の時間帯で店内は混んでいましたが、ベテランの女性スタッフが一人でホールやレジを完璧にこなしておりました。
私が注文したのは、定番の厚切り牛たん6切れとろろ付きです。お値段はセットで税込み2,079円で、私にとっては高価な昼食となりました。とても気が利くベテランスタッフの方は、私のテーブルに牛たん定食を置く際に、お盆の上の食事の配置を説明しましょうかと言ってくれました。視覚障害者の方にただ食事を出しても、位置関係が分からないとこぼしてしまったり、食事の品数が分からず食べ残してしまう事が良くあります。実際には10時の位置に小皿があり、8時の位置にご飯があり、牛たんは中央、4時の位置にテールスープがあります。そして水はお盆の外側、左上にあります。というような配置を配膳の際指示していただけると、スムーズに食事が進みます。しかしこのような丁寧なサービスは、高級ホテルのレストランで見られるサポートで、ショッピングモールの店舗などでこのような心遣いの提案をされたのは初めてでした。本日は、ランチタイムで混んでいましたので、私はこの説明を受けず自分で手探りで位置を把握しましたが、ベテランスタッフの対応の心遣いに驚きました。
牛たんの話になると約30年前、大阪の国際タクシー社長に連れて行っていただいたのが高級店のたんや又兵衛です。バブルが崩壊したこの時期、銀座店、六本木防衛庁側、六本木ドンキホーテ側、北新地と夜の繁華街に4店舗あったような気がします。現在は、六本木のドンキホーテの並びに1店舗ある事を確認しております。店舗内は硝子ショーケースの中に幻の黒タンがきれいに陳列されており、牛の舌があまりにも大きいのに驚きます。料金の表示は無く、カウンターに黙って座ると肉の刺身や前菜が出てきます。ここの牛タンは厳選された牛タンで、日本で一番美味しく高価な値段です。有名人などもよく通っています。是非お金に余裕がある方は、一度足を運んでみてください。寿司屋の久兵衛クラスでお肉の専門店です。
更にさかのぼり、約35年前からあるのが新宿の味楽亭です。私は肉の卸しや焼き肉店の経営に携わった経験があります。その中で味楽亭に霜降りの牛タンを納品していました。普通の店舗なら納品した牛タンをそのまま受け取ってくれるのですが、こちらの店舗では店主が肉を見極め、質の良い牛タン以外は突き返されてしまい困った記憶があります。こちらの店舗は高級店ではなく、庶民的な価格で炭火焼きの焼肉が楽しめます。靖国通りから新宿区役所通りに入り、新大久保の方へ進み、風鈴会館を過ぎて左側にある路面店です。裏メニューで、牛タンやカルビ、ロースなどをすごく辛くしてくれとお願いすると、真っ赤な唐辛子に包まれた肉に仕上げてくれます。激辛でたまらなく美味しいです。新宿にいながら韓国にいるような感覚になる老舗の焼肉店です。