【自閉症の問題取り組み「青いライオン」】
アイズルームでは障害福祉の観点から、障害者が偏見なく社会に溶け込める寛容な社会をつくる為、様々な問題をblog記事にまとめて発信しております。
昨日報道特集を見ていましたら、自閉症に関する件で「青いライオン」という映画の事を知りました。下記情報はTBS NEWS DIGから引用した内容となります。
「新進気鋭の自閉症の画家と母親の実話を、RSK 山陽放送が映画化しました。2月22日(土)から名古屋で上映されます。色鮮やかな動物画で人気の自閉症のアーティスト、石村嘉成さんの半生をドキュメンタリーとドラマで描く映画、「新居浜ひかり物語 青いライオン」。2歳で自閉症と診断された息子の将来を案じ、身を粉にして療育に取り組み、40歳で他界した母親の有希子さんの役を、取材にあたったRSK山陽放送報道部の小林章子さんが演じる意欲作です。」
アイズルームでは、自閉症のお子様を抱えた親御様の問題解決にあたって参りました。昨日の番組で放映された内容は、一つの指導方法として活気的なやり方だと思います。重い自閉症を抱えていると、思い通りにいかなくなった時パニックになり暴れて、収集が付かなくなります。又、自閉症の方はダウン症の方と違い、一見見た目は健常者と同じで外部には分かりずらい。以上から自閉症のお子様がパニックを起こしていると、周囲の方達はただ単にしつけが出来ていないと判断し、軽蔑した目で見られてしまう。パニックを起こしても子供の内は親の体力で抑えられるが、お子様が中学生くらいから親でも制御がきかなくなり、私の親類にも自閉症の子がいて、スタッフの兄弟にも自閉症と思われる家族がいます。私にとって自閉症は重大な問題で、解決をしなくてはいけない課題です。国の政策としては専用の施設に集約するのではなく、自閉症の方を地域に戻して生活させる方針になっています。専用の施設なら、教育を受けた専門のスタッフが多数おり管理をしやすいのですが、地域に移行すると様々な問題が出ております。症状の軽い方は地域のグループホームに入所できるのですが、パニックを起こす方に関しては受け入れしてくれるグループホームがほぼない事が現実です。重篤な自閉症でも入所できるような24時間体制のグループホームを増やす事と、それに関わる専門的なスタッフを育成する事が課題です。実際のところ自閉症のお子様を抱えるとお母さんに負担がのしかかり、金銭面でも精神面でも大変な状況です。自閉症のお父様がバンドを組んで音楽を楽しみ、子供達の育成について話し合うといった取り組みをしている団体もあります。アイズルームでは、重篤な自閉症の方を受け入れられるグループホームを増やしていく為、政治家の人達に問題提起をして仕組みを改革し、予算を付けてもらうように努力したいと考えております。