重度視覚障害当事者が発信する障害福祉、時事問題、政治経済、業界の闇などをお伝えするブログです。
今日のテーマは相撲協会の健康リスクについて深く考察したいと考えております。
日本の国技として愛される相撲は、その伝統と迫力で多くの人々を魅了してきました。
しかし、その華やかな興行の裏側で、競技者たちが自らの命を削りながら戦っている現実に、私たちは目を向けるべき時が来ています。
私は、自身の親族に関取がいた経験、そして私自身が直面している重篤な糖尿病の現実から、相撲界における過度な体重増加の危険性を強く訴えたいと考えています。
まず、体格と遺伝の関係について、私自身の経験をお話しします。
私は身長180センチメートルという体格ですが、30代前後の時期に、体重が120キログラムに達していました。
これは決して単なる暴飲暴食の結果ではなく、私のDNAの中に、体を肥大させる要素があったことが大きく影響しています。
医学的にも、100キログラムを超える体格の形成には、脂肪細胞の数や大きさなどの遺伝的要素が深く関与していることが指摘されています。
その後、40代を迎える頃には、私は85キログラムという一般的な体格まで体重を落としました。
しかし、過去の過度な体重と、糖尿病を患っていた父からの遺伝的影響もあり、体格が戻った後も体の中では深刻な破壊が進行していました。
力士の健康状態に関する調査では、引退後の元力士の平均寿命が一般男性より10年以上短いというデータがありますが、これは現役時代の無理な増量が、後の血管疾患を引き起こす大きな要因となっているからです。
現在の私は、糖尿病の合併症により、網膜症による失明、両足の神経障害による麻痺、さらに腎機能の著しい低下という、極めて過酷な状況にあります。
体重を落とし、身長に見合った適切な体型に戻して医療的なケアを懸命に続けていてもなお、人工透析の瀬戸際にあるという現実は、過去の過度な肥満がいかに血管を傷つけるかを物語っています。
相撲界では今もなお、体を大きくすることのみを正義とする価値観が残っていますが、その代償はあまりにも大きく、人生の質を根底から奪い去ります。
過剰な脂肪による高血圧は、目に見えないところで血管を破壊し続け、やがて心臓や脳の致命的な疾患へと繋がります。
私は相撲の伝統を否定したいのではありません。しかし、競技者が引退後に健康な人生を全うできない現状は、変えなければなりません。
相撲が持続可能なスポーツであるためには、科学的な知見に基づいた体重管理と、内臓や血管を守るための食事指導が不可欠です。
私のような重篤な合併症に苦しむ患者をこれ以上生み出さないために、相撲業界が健康的なスポーツへと趣向を変えていただくことを心より願っております。