​アイズルームから皆様へ
​アイズルームは、障害福祉をテーマとしたブログを毎日配信している民間福祉団体です。
私たちは、零細企業の経営改善や問題解決のコンサルタントを、ほぼ無償で行っています。
「独立起業相談室」「倒産廃業相談室」という形で、会社のスタートからゴールまで、あらゆる問題に寄り添い、サポートを続けています。
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私の経験とM&A業界の現実
​私自身、かつて大きな事業に取り組む中で、決算を乗り越えられないほどの苦境に立たされたことがあります。
その際、上場企業への会社譲渡(M&A)を経験しました。
そのケースでは、自社が赤字であっても、大手企業の傘下に入ることで業績を回復できる見込みがある、まともな取引でした。
​しかし、その一方で小さなベンチャー企業も経営していた私の経験から言えば、中小・零細企業に近づいてくるM&A話の多くは、今回お話しする事件のような詐欺まがいのものばかりです。
あなたの会社を大手が買いたがっているといった甘い言葉で接近してきますが、実際にはそんな話はどこにもありません。
廃業した会社にすら資料が届くような、節操のないDM営業が横行しているのが、この業界の恐ろしい現状です。
令和のM&A詐欺 ルシアン事件の全貌
​いま、M&A業界の信用を底に叩き落とした衝撃的な事件があります。
株式会社ルシアンホールディングスによるM&A詐欺事件です。
​この事件の概要と、判明している凄惨な被害実態を整理しました。
​1 被害規模
朝日新聞などの報道および関連する調査によると、被害に遭った企業は少なくとも37社にのぼり、被害総額は10億円以上に達しています。
​2 犯行の手口
ルシアン側はM&A仲介会社を通じて、後継者不在に悩む中小企業のオーナーに接近しました。
会社を買い取った直後、グループ全体の資金管理を一本化すると称して、買収した企業の口座から現預金を一気に吸い上げます。
その後、代表者は行方をくらまし、残された会社は資金が底を突き、給与未払いや倒産に追い込まれました。
​3 経営者保証の罠
最も悪質なのは、契約時に約束していたはずの経営者保証(社長個人の連帯保証)の解除が行われなかったことです。
現金だけを吸い取られた後、会社が倒産。
すると、元のオーナーのもとには、解除されるはずだった多額の借金だけが残り、自己破産に追い込まれるケースが相次ぎました。
仲介会社という存在の危うさ
​この事件では、仲介に入った大手仲介会社の責任も厳しく問われています。
仲介会社は買い手側の実態を十分に調査せず、成約手数料を得るためだけに強引に契約を勧めた側面があります。
彼らにとっては、契約が成立して手数料さえ入れば、その後の会社がどうなろうと知ったことではないのかもしれません
赤字会社が他人の手でV字回復できるのか
​中小企業において、社長が心血を注いで作り上げた会社が、他人の手に渡っただけで簡単にV字回復することなど、そうそうありません。
特に、甘い話を持ってくる相手に会社を委ねてしまえば、待っているのは現金を吸い取られ、代表者としての負債だけが残るという地獄です。
​M&Aは一つの手段ではありますが、本来であれば、まずは事業を縮小して再スタートを切る勇気が必要です。
もし累積赤字が膨らみ、債務超過でどうにもならない状況であれば、会社も個人も自己破産という形で法的に整理をすることも、最終的な再起への道です。
最後に 一人で悩まないでください
​借金を抱え、一人で会社を整理するのは非常に困難で、孤独な作業です。
会社倒産の苦しみから、自ら命を絶ってしまう社長さんも少なくありません。
​どうか、一人で抱え込まないでください。
甘い話に乗るのではなく、耳の痛いような厳しい現実を話してくれる相談相手を見つけることが、再起への一番の近道です。
​何かありましたら、いつでもアイズルームにご相談ください。
私たちは、あなたの命と、これからの人生を守るために存在しています。