​本日は日差しが眩しいほどの晴天でした。
親戚がバイク関係の商売をしているため下記のイベントに招待され、楽しんできました。
​第5回 BDSバイクセンサー秋の祭典 開催レポート
​今回参加したのは、千葉県柏市のBDS柏の杜で開催された「第5回 BDSバイクセンサー秋の祭典」です。このイベントは、バイク好きなら誰もが楽しめる、入場無料の恒例行事です。
​会場では、世界中の観客を魅了するフリースタイルモトクロス(FMX)の迫力あるパフォーマンスや、最新のオフロードバイクからキッズバイクまでを体験できる各種試乗会が終日賑わっていました。また、バイクショップやパーツ・アパレルメーカーなどが集まる展示即売会では、掘り出し物を探す多くの来場者で熱気にあふれていました。
​特に盛り上がったのはステージイベントで、豪華ゲストによるトークショーが開催され、会場全体が一体となっていました。バイク用品やアパレル、そして目玉としてホンダ「GROM」が出品されたチャリティーオークションも、熱い競り合いを見せていました。
​BDS(ビーディーエス)の施設機能について
​イベント会場となった「BDS柏の杜」は、ただのイベントスペースではありません。普段は、株式会社ビーディーエスが運営する国内最大級の二輪車専門オークション会場としての役割を担っています。
​BDSは、全国のバイク販売店や業者向けに、中古二輪車の流通を支えるB2B(企業間取引)のプラットフォームを提供しています。具体的には、毎日大量のバイクが集荷され、専門の検査員による厳格な車両検査を経て、入札形式で売買が行われています。この施設があるからこそ、全国のバイクショップが安定して質の高い中古車を仕入れることができ、私たちがバイクを購入する際の選択肢が豊富になっているのです。まさに、中古バイク市場の価格形成と品質保持の要となる巨大なインフラ施設と言えます。
​夢と厳しさが同居するキッチンカービジネス
​キッチンカーで使える2,000円分の食券チケットを頂いたので、豚の角煮丼、イカの丸焼き、タピオカドリンクを芸能人のトークイベントを聞きながら、青空の下、オープンテーブルで食べてきました。
​私自身、中小企業の問題解決を専門とするコンサルタントとして、今日見たキッチンカーの光景は、非常に魅力的なビジネスモデルに映りました。実店舗を持つには多額の初期投資(敷金、内装費、設備費など)が必要ですが、キッチンカーなら比較的少額の初期費用で開業できるため、「脱サラして自分の店を持ちたい」という夢の第一歩として、非常に魅力的です。
​しかし、この事業は成功させるのが極めて難しいことでも知られています。
​キッチンカー経営の難しさ
​出店場所の確保とコスト: 実店舗と違い、常に安定した集客が見込める出店場所を日々探さなければなりません。人気のイベントやオフィス街のスペースは競争が激しく、場所代も高騰しがちです。
​天候リスク: キッチンカーは天候に売上が大きく左右されます。雨が降れば来客数は激減し、準備した食材が無駄になるリスクを常に負っています。
​過酷な労働環境: トラックの限られた空間での作業は、夏は強烈な暑さ、冬は寒さとの戦いです。また、中腰での作業が多く、身体的な負担(腰痛など)も実店舗以上に厳しい労働条件となります。
​行政上の規制: 食品衛生法や道路交通法など、出店する場所や提供するメニューによって、様々な許可や規制をクリアし続ける必要があります。
​これらのリスクを乗り越え、移動性とフットワークの軽さを最大限に活かして成功を収めた時の達成感は、何物にも代えがたいでしょう。小さなキッチンから生み出される商品と、お客さんとの距離の近さは、まさに「夢のある仕事」です。
​飲食業界の厳しい現実と経営戦略
​キッチンカーであれ、実店舗であれ、飲食業は日本で最も競争が激しい業界の一つです。
​中小企業庁の統計データに基づくと、飲食業を含むサービス業の廃業率は高く、新規開業から5年後には約30%〜40%の店舗が閉店に追い込まれると言われています。特に飲食業は、原材料費、人件費、そして昨今の光熱費の高騰が直撃し、利益率を確保することが非常に困難になっています。
​私自身、過去に居酒屋、焼肉店、バー、多国籍料理レストランといった、多様な業態の開業支援を手がけてきた経験から、この業界の厳しさを肌で感じています。成功するためには、「初期費用が低いから」という理由だけで始めるのではなく、
​明確なコンセプトとターゲット設定
​独自のメニュー開発とクオリティの維持
​SNSを活用した積極的な情報発信
​リスクヘッジを考慮した出店戦略
​といった、緻密な経営戦略が不可欠です。夢を追うことは大切ですが、その夢を実現するためには、冷静な統計学的・経営学的な視点と、それを実行するタフな体力と精神力が求められます。
​今日のバイクイベントの熱気と、その傍らにあったキッチンカーのビジネスモデルは、私自身のコンサルティング業務においても、新たな視点を与えてくれる貴重な体験となりました。こうした飲食業の新規参入へのサポートは、今後も私のコンサルタントの仕事の中でも重要なテーマとなってくるでしょう。
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