​アイズルームは、障害福祉をテーマとしてブログ記事を毎日配信しております。
今日は手すりのブラケットの位置という、非常に細かい、しかし障害を抱えている人や高齢者にとって極めて大切な情報をお伝えさせていただきます。
​階段を降りる際、私たちは無意識に手すりに手を添えます。しかし、足腰に不安がある方や、私のように両足に痺れを抱えている人間にとって、手すりは単なる補助ではありません。それは文字通りの「命綱」なのです。
​理想的な手すりとは、手を滑らせた時に指が一切干渉しないものです。ブラケット(支柱金具)が手すりの真下についていれば、人差し指が金具に当たることはありません。最後まで手を離さず、スムーズに滑らせて降りることができます。
​しかし、驚くべきことに、公共の駅や病院施設でさえ、この形状になっていないケースが多々あります。ブラケットが横から支えるタイプや、握る部分に干渉するデザインの場合、滑らせていた人差し指にガツンと金具が当たり、痛みが走ります。その瞬間、一度手を浮かせて握り直さなければなりません。
​バランスを崩しやすい階段で、この「一度手を離す」という行為がどれほど恐怖か、健常な方には想像しにくいかもしれません。
​また、手すりの「形状」そのものにも大きな課題があります。デザイン性を重視したのか、四角い形状の手すりを見かけることがありますが、これは非常に握りづらいものです。人間の手は円形を包み込むようにできているため、角のある手すりは力が入らず、安定感に欠けます。
​さらに、円形でない手すりは上面に埃がたまりやすいという衛生面の問題も抱えています。特に屋外にある手すりでは、その汚れが蓄積し、掴んだ瞬間に手が真っ黒になってしまうことも少なくありません。「汚れているから触りたくない」と躊躇させてしまう手すりは、もはや安全器具としての機能を果たしていません。
​現場を見渡せば、他にも不具合は山積みです。
・手すりが途中でプツリと途切れている。
・壁の形状に合わせて手すりが変形し、握り心地が変わってしまう。
・スタート地点や終着点が柱に遮られ、どこから掴めばいいのか視認しにくい。
​これらは設計上の配慮不足であり、当事者でないと気づきにくい「バリア」です。
​手すりを真剣に握って階段を降りる人は、それだけ切実な事情を抱えています。命綱であるはずの手すりが、設計の不備や形状への無頓着さによって、不安の種になってはならないのです。
​誰もが安心して移動できる社会にするために。まずはこの「指一本分の配慮」と「握りやすさへのこだわり」から、意識を変えていく必要があるのではないでしょうか。
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​我々アイズルームでは、身体障害者手帳1級・2級をお持ちの方、もしくは65歳以上で介護認定を受けている方を対象に、公的な助成金を使った住宅のバリアフリー化、特に手すりの取り付けを行政の承認を受けた上で施工しております
​住宅内での転倒を防止するため、お風呂、階段、廊下、玄関、トイレ、ベランダの出入り口などの手すり施工を承っております。手すりのない住宅にお住まいで、障害をお持ちの方や高齢者の方に限り、行政の補助金を活用して対策をさせていただきます。
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