​日々、多くの患者様と向き合われる中で、網膜色素変性症、緑内障、糖尿病網膜症といった、少しずつ視機能が低下していく疾患を抱えた方への告知は、非常に苦慮されることと存じます。
​治療を継続しながらも、将来的な見え方への不安を抱え始めた患者様に必要なのは、適切な医療と並行して進める「心と生活の準備」です。医療の現場だけではカバーしきれない、その診察室の外側の準備期間を、私たちEYESROOM(アイズルーム)に支えさせていただけないでしょうか。
​私自身、中途視覚障害者となって8年が経ちますが、最も後悔しているのは、視力が低下していく過程で「生活の仕度」を整えるための情報にたどり着くまでに、5年もの空白期間があったことです。いま、先生の目の前にいる患者様に、同じ不安と遠回りをさせてはならないと考えています。
医療と行政の隙間を埋める、民間ならではの役割
​本来であれば、こうした生活再建の情報提供は医療現場や行政が担うべき役割かもしれません。しかし、現実は非常に厳しいものです。
​1 病院側の現状
生活相談や補助具の紹介、社会資源の案内といった支援は、現在の保険点数制度にはほとんど反映されません。経営的な側面からも、お忙しい先生やスタッフの方が、一人ひとりの将来的な生活相談に長い時間を割くのは物理的に困難であると推察いたします。
​2 行政側の現状
市役所などの障害福祉の窓口も日々の業務が切迫しており、一人ひとりの進行状況に合わせた制度の周知や、一歩踏み込んだ推進を行う余裕が不足している側面があります。
​そこで、私たちEYESROOMのような民間団体が無償でその役割を補完し、病院様と連携することで、患者様に「これからの生き方」の選択肢を提示したいと考えています。
なぜ無償でサポートができるのか。私たちのソーシャルビジネス
​私たちは、社会課題の解決を目的としたソーシャルビジネスを展開しています。母体である株式会社エースルームでは、介護保険や障害者手帳を活用した住宅改修事業を行っております。
​自治体の助成金を活用し、高齢者や障害をお持ちの方の住環境を整えることで得た利益を、こうした視覚障害者支援の活動資金に充てています。そのため、病院様や患者様から費用をいただくことなく、継続的なサポートを提供することが可能なのです。
​貴院の一室をお借りして、無償の相談会を開催します
​私たちは、病院やクリニック様の一室をお借りして、ロービジョンの方やそのご家族に向けた相談会を定期的に開催したいと考えています。
​開催頻度は、月2回程度、例えば第1金曜日と第3金曜日など、貴院のご都合に合わせて調整いたします。所要時間は1回につき2時間程度を想定しており、完全無償で実施いたします。
​お伝えするのは、将来に備えるための具体的な「仕度」です
​1 住まいと安全のアドバイス
視覚障害者が一人でアパートを借りる際、偏見などから入居を断られるケースが少なくありません。私たちはそうした際の居住支援を行うとともに、進行に合わせて、歩道が広く明るく安全な、視覚障害者に適した道路の環境や住環境の整え方をアドバイスします。
​2 生活を支える制度と道具
障害年金の仕組みや申請のアドバイス、また日常生活を劇的に助ける補装具や最新の便利グッズを、必要になる前から知っておくことで心の余裕を生み出します。
​3 社会とのつながり
就労支援団体の案内や、孤独を防ぐための視覚障害者コミュニティを紹介し、精神的な孤立を防ぎます。
​4 AI(Gemini)による生活革命
GoogleのGeminiを活用し、音声だけでメールの送受信、読書、勉強まで、すべてを実現する方法を伝授します。「見えにくくなっても、これまでの見識をさらに広げ、学び続けることができる」という具体的な希望を、実体験としてお伝えします。
貴院にお願いしたいのは、案内の手渡しだけです
​先生や受付の方から、今後、生活の備えが必要になると思われる患者様へ案内パンフレットを渡していただくだけで結構です。希望される方の人数を事前に教えていただければ、EYESROOMが準備を整えて伺います。
​医療のプロである先生方が守ってくださった患者様の命を、私たちはその先の生活という彩りで支えたい。そう願っています。
​対象エリアおよびお問い合わせについて
​私たちは、以下の地域を中心とした眼科医療機関の皆様をサポートしています
​千葉県東葛地域(松戸市、柏市、流山市、野田市、我孫子市、鎌ケ谷市)およびその近郊。
​また、東京都23区内におきましても、参加人数がまとまるようでしたらお伺いすることが可能です。この取り組みに少しでも共感いただけましたら、本ページ下部の問い合わせフォームよりご連絡をいただけますでしょうか。
​貴院のご都合に合わせて、EYESROOMが詳しい説明に伺います。ご連絡を心よりお待ちしております。