​皆さま、こんにちは。私は経営改善を専門とする「全盲の問題解決コンサルタント」として活動しております。
​日々、様々な企業や組織の課題と向き合う中で、仕事で使う道具へのこだわりはプロフェッショナルとしての姿勢にもつながるものと考えています。そんな私が今、一番手に入れたいと願っている仕事の相棒があります。それが、Evoon(エボーン)の「マルチビジネスリュックレザーSlim」です。
​このリュックは、経営コンサルタントがビジネスの現場で携えるにふさわしい、上質で高級感のあるサフィアーノレザー(牛本革)で作られています。全盲である私にはその姿を直接目で見ることはできませんが、YouTubeの紹介番組で丁寧な説明を聞くうちに、その洗練された機能美にすっかり魅了され、憧れを抱くようになりました。
​この商品の素晴らしい特徴を、いくつかご紹介いたします。
​まず、電車の中でも周囲の邪魔にならない圧倒的な超薄型デザインです。通常時の厚みはわずか8センチというスリムさでありながら、ビジネスに不可欠なパソコンをしっかりと収納できます。さらに、このリュックの特筆すべき点は、側面のチャックを開けることで容量を拡張できる仕組みになっていることです。荷物が増えたときにも柔軟に対応できる柔軟性を備えています。
​また、内部には緻密に計算されたポケットが多数配置されており、手探りでもどこに何があるかが分かるほど機能的です。ビジネスシーンにぴったりの洗練されたおしゃれさがあり、鞄として手で持つこともでき、床に置いたときにはしっかりと自立します。こうした細やかな配慮が行き届いた設計は、まさに私のような視覚障害を持つ者にとっても、非常に使いやすく心強い味方になってくれると確信しています。
​ネット上の口コミや愛用者の方々のコメントを見ても、「革の質感が非常に上品で、スーツスタイルが引き締まる」「薄型なので満員電車でのストレスが激減した」「ポケットの配置が優秀で、小物の整理が劇なく進む」といった高い評価が並んでいます。目が見えない方々にとっても、手触りの良さや配置の分かりやすさから、自信を持っておすすめできる逸品です。
​このEvoonの商品を企画・販売している本部は、東京都台東区蔵前にあります。こちらの地域には、実際に商品を手に取って革の質感や使い心地を確かめられる素敵な直営店が構えられています。お近くにお立ち寄りの際は、ぜひ皆さまもその素晴らしい作りの良さを直接肌で感じてみてください。そして、どのような佇まいなのか、私に言葉で教えていただけましたらこれ以上の喜びはありません。
​しかし、このリュックは4万円を超える品物です。そのため、今の私にとっては簡単に入手できるものではなく、購入には少々躊躇しております。
​2年前までのように大きな事業会社を経営していた頃であれば、一瞬の迷いもなく仕事の道具としてすぐに購入できていたでしょう。しかし、現在の私の活動はボランティアが中心であり、福祉サービス企業の赤字改善に尽力している最中です。会社の代表を務めているからといって、必ずしも手元に潤沢なお金があるわけではありません。事業が完全に軌道に乗っていれば迷わず投資できるのですが、資本が限られている現状では、やはり慎重にならざるを得ません。
​私は全盲となってから、自分にできることを見つめ直し、新しい介護保険や障害者手帳を活用した補助金連動型の手すり設置、およびバリアフリー事業を開始いたしました。銀行からの借り入れは一切せず、すべて自己資金で運営しております。そのため、情報発信のためのホームページ変更や、日々の経理処理、法人としての税務顧問費用、電話受付の人件費など、新しい挑戦を維持していくためには様々な固定費がかかり、黒字化するまでには数年の歳月が必要です。すでに60歳を迎えていることもあり、借金をしてまで無理に事業を拡大することは考えておりません。
​限られた予算の中で、人を新規に募集することも難しく、多くの業務を一人でやりくりしなければならないのが、新規事業を立ち上げるという現実の厳しさです。
​しかし、全盲という大きな変化を経験したからこそ、社会と深く関わり、社会貢献をビジネスとして成り立たせることの重要性を痛感しています。障害を抱えた当事者だからこそ気づくことができる視点を活かし、真に社会のためになる事業を育てていく。これは決して容易な挑戦ではありませんが、だからこそ挑戦する価値があるのだと信じています。
​世の中には、1万円程度でも十分に素晴らしいビジネスリュックがたくさん販売されています。それでもなお、私が4万円以上の本革製リュックを欲しいと願うのは、私の中にまだ熱い「欲望」や「物欲」が残っている証拠でもあります。
​何かを成し遂げたい、良いものを身につけたいという純粋な欲望は、新しい事業に挑み、会社を育てていくための強力な原動力になります。焦ることなく、今自分にできることを少しずつ積み重ね、限られた予算の中で会社を大切に育んでいく。その歩みの先に、いつかあの憧れのリュックを堂々と手にする日を夢見ています。
​経営の道のりは厳しくとも、その中に夢を持ち、自らの足で歩み続けることの意義を、これからも発信し続けてまいりたいと思います。