​我々の団体は、障害者や難病患者の方が世の中に排除されることなく普通に暮らして普通に仕事ができる、そのような共生社会を実現するべく日々SNSの発信を強めています。
また、多くのがんを抱えた患者さんから様々な治療、新しい薬や細胞レベルでの治療方法など、新たな最新の情報提供も強く求められています。そして精神的に不安定な方がよく使われている睡眠薬について、今日は特集したいと思います。
​睡眠障害と睡眠薬とは?
​不眠に悩む多くの方に処方されているデパスやマイスリー、ハルシオンといった睡眠薬や抗不安薬ですが、これらを毎日安易に飲み続けることには極めて深刻な危険性が潜んでいます。これらの薬は脳の神経活動を抑制して強制的に眠気を引き起こしますが、連用することで次第に体に耐性がつき、同じ量では効かなくなっていきます。その結果、服薬量が段階的に増え、薬がないと激しい不安や不眠に襲われる「薬剤依存」のループに陥ってしまうのです。
​医学的なエビデンスにおいても、ベンゾジアゼピン系や非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬を長期服用することで、日中のふらつきによる転倒・骨折リスクの増加や、記憶力低下、さらには将来的な認知機能障害のリスクが高まることが指摘されています。海外ではその依存性と副作用の強さから過剰な処方が厳しく規制されている薬剤も少なくありません。
​それにもかかわらず、日本の医療現場の一部では、根本的な原因解決を後回しにしたまま睡眠薬が安易かつ多量に処方され、患者さんが知らず知らずのうちに重度の依存症へ追いやられている実態があります。さらに恐ろしいことに、睡眠薬は多量服用による自殺や過剰摂取(オーバードーズ)の手段としても使われてしまう現実があり、安易な入手と依存が尊い命を危険に晒す要因となっています。
​あまりにも薬に依存しすぎる日本の現状は、果たして正しい姿と言えるでしょうか。
​私が考えるに、本当に身体が休息を必要とし「眠たくなれば人間は自然と眠る」ものです。私自身もショートスリーパーとして1日4時間睡眠ですが、次の日がとても重要でなければ睡眠薬は飲みません。睡眠時間の長短に過度にとらわれず、身体の自然なリズムを信頼することが何より大切です。
​では、睡眠薬のリスクを打開し、どのように処方や減薬を進めるべきなのでしょうか。
​医学的なガイドラインにおいても、睡眠薬はあくまで短期間の応急処置として使用し、段階的に量を減らしていく「漸減法(ぜんげんほう)」や、服薬日数を減らす「休薬法」が推奨されています。自己判断での急激な断薬は激しい離脱症状を引き起こすため危険ですが、医師と適切な計画を立て、睡眠衛生(日光を浴びる、運動習慣、就寝前のスマホ抑制など)を整えながら、段階的に薬を手放していくアプローチが不可欠です。
​薬に過剰に依存する医療スタイルから脱却し、一人ひとりが自立した生活と健康的な心身を取り戻すことこそが、本当の意味での健康社会への第一歩です。
​福祉支援団体EYESROOM(アイズルーム)では、障害や難病を抱える方々が自分らしく生きられる環境づくりを推進するとともに、皆さまの安心と健康を支える多様な事業を行っております。医療情報や最新の支援策とも連携しながら、薬だけに頼らない持続可能な暮らしと社会復帰を全力でバックアップしています。
​私どもの取り組みや最新の事業内容については、ぜひ「アイズルームの公式ホームページ」をご覧いただき、地域社会で共に生きる新たな一歩を一緒に踏み出していきましょう。