​私は松戸市の活性化を心から願い、行動を続ける社会活動家の一人です。かつて二十歳で柏に事務所を構えたのを皮切りに、流山、そして池袋、新宿、銀座など東京の主要都市に拠点を広げ、IT事業を中心に走り続けてきました。
​私の歩みは関東圏に留まりません。札幌、仙台、京都、大阪、福岡、そして沖縄にいたるまで、日本全国に支店を構え、各地で事業を展開してまいりました。さらにその活動は国内のみならず海外へも広がり、中国の蘇州でデータセンター事業を、韓国のソウルでは医療系レセプト開発を手がけ、海外企業の取締役も務めました。
​茨城や埼玉では建設会社や廃棄物処理施設の運営に携わり、つくばエクスプレスの路線開発という大きなプロジェクトにも深く関わってきました。このように、全国各地、そして世界を見て回り、多様な事業を立ち上げてきた経験が私の基盤にあります。
​しかし、2年前に全盲となったことで、それまでの事業継続に限界を感じ、自らの障害と向き合うために、かつて学生時代まで過ごした東葛地域、この松戸市に戻ってきました。
​現在は、白杖一本で単独歩行ができる範囲を活動拠点とし、「全盲の問題解決コンサルタント」として第二の人生を歩んでいます。日本全国、そして海外でビジネスの最前線に立ってきたからこそ、この街を歩き、見つめ直す中で、松戸市が抱える深刻な課題が浮き彫りになってきました。
昨日、長野県で震度5強の地震が発生しました。1年前にも同様の地震があった地域ですが、このニュースを聞いて私が最も危機感を抱いたのは、松戸市役所の脆弱性です。
​現在の市役所庁舎は著しく老朽化しています。隣接する市と比べても、その格差は「富と貧」の差を感じざるを得ないほどです。現在、市では「現在の位置での建て替え」か「別の場所への移転新築」かが議論されていますが、移転新築を選択すれば費用は膨大なものになります。松戸市の厳しい財政状況を鑑みれば、現在の位置で建て替えることが最も現実的かつ最善の策であることは、誰の目にも明らかです。
​そもそも松戸市の財政は、実質的に単年度赤字の状態にあります。これまでの積立金を取り崩して黒字に見せかけているのが現状です。もし今、大きな震災が起きれば、市民サービスは完全に停止してしまうでしょう。
​私が提案したいのは、災害に強く、福祉の拠点となる新しい市役所のあり方です。
自家発電設備を完備し、太陽光発電をフル活用する。そして、東葛地域に今も残る井戸を掘削し、電気や水が止まっても影響を受けずに震災を乗り切れるインフラを整えるべきです。私自身、建設会社を経営していた経験から、井戸の管理や掘削に関する専門的な知見を持っています。
​また、震災時には一般的な避難所では対応しきれない小児病棟の心臓疾患患者や重度身体障害者など、まさに生死の境にある人々を救えるような設備が不可欠です。
​財政を立て直すには、流山市のように若い世代や納税者を呼び込む施策が必要です。そのためには「企業誘致」こそが最優先事項です。
​現在、私は松戸市が運営するスタートアップオフィスに拠点を置いていますが、残念ながらここは全く機能していません。受付の事務職員の方々は昔から変わらず丁寧で素晴らしいのですが、運営体制そのものに大きな問題があると感じます。
交流セミナーに参加しても、参加者全員を紹介し合って具体的なビジネスに繋げるような提案はなく、軽いおつまみとビールで終わってしまう。議論の内容も、YouTubeで事足りるようなサラリーマン向けの話題や、一部の身内だけで小さな夢を語り合うような、規模の小さな個人事業主レベルのものばかりです。
​私が顧問先の経営者を連れて行ったこともありますが、全国・世界でビジネスを展開してきた私の目から見れば、今のままではグローバルに展開するようなダイナミックなスタートアップを育てることは不可能です。
松戸市の財政再建と市役所の建て替えは、建築コストが高騰し続けている今、直ちに着手すべきです。
新しい市役所は、高層階に分譲・賃貸マンションを組み込み、収益性を確保するべきです。同時に、市内に分散していてアクセスが悪い公共施設や福祉施設をこの新庁舎に集約し、不要になった土地を民間に売却することで建て替え費用を捻出するのです。
​さらに、松戸駅から市役所までの道路を歩きやすく整備し、市民の利便性を高める必要があります。足の悪い高齢者や車椅子の方のために、中古のマイクロバス(100万円程度で購入可能です)を導入し、1時間に1回程度の巡回バスを走らせるべきです。職員が交代で運転すれば人件費も抑えられ、現場の空気を知る良い機会にもなるでしょう。こうした運営をNPO法人に委託するのも一つの手です。
​松戸市長は政治経験が豊富ですが、それゆえに「政治」が仕事になってしまい、民間のスピード感や感覚が抜け落ちている懸念があります。企業誘致をどう進めるか。市民病院の赤字をどう減らすか。そして、千葉県内で突出して多い生活保護受給者の方々に対し、働ける人には仕事を提供し、細やかな指導とサポートを行う体制をどう作るか。
​北海道夕張市のように財政破綻してからでは遅すぎます。
私は提案します。毎週金曜日の20時から「夜間会議」を開催し、松戸再生のキーマンを集めてください。我々外部の参加者は、当然ながらボランティアとして無償で参加します。私を含め、各分野の専門家が多様な意見を出し合う場が必要です。
​松戸市にはまだ、生まれ変わる力が残されています。市民の命と生活を守るため、地震と福祉に強い「新しい松戸」への第一歩を今すぐ踏み出すべきです。