​読者の皆様、こんにちは。福祉団体「EYESROOM」が障害福祉をテーマに情報発信をしているブログです。
​読者の皆様は「神楽坂」をご存知でしょうか。石畳の路地が入り組むこの街は、江戸時代には毘沙門天善國寺の門前町として栄え、明治以降は東京を代表する山の手の花街として発展しました。かつては「牛込遊郭」とも呼ばれた色街の歴史を持ち、最盛期には数百名もの芸者さんが行き交う夜の社交場でした。今でも路地裏に一歩入れば、黒塀の料亭や隠れ家のようなお茶屋さんが当時の情緒を漂わせています。
​神楽坂といえば、昭和の名宰相・田中角栄氏にまつわる「逆転式一方通行」の逸話も欠かせません。氏の愛人がこの街に住んでおり、国会へ向かう際の利便性を考えて、朝は坂を下り、夜は坂を登るように一方通行の向きを変えさせたという話はあまりにも有名です。氏の著書や語り草としても現代に伝えられています。実際の背景には、道幅が狭く起伏の激しい地形での渋滞緩和という目的がありますが、こうした伝説が残ること自体、この街が持つ「大人の社交場」としての奥深さを物語っています。
​現在の神楽坂は、新旧の魅力が見事に融合した街へと進化を続けています。歴史ある割烹や老舗和菓子店に加え、フランス関係機関が多いことから「リトル・パリ」とも呼ばれ、本格的なフレンチやイタリアンの名店が軒を連ねています。最近では、地元の食材を活かしたモダンなレストランや、路地裏に佇む隠れ家バーなど、感度の高いお店が続々と注目を集め、食通たちを飽きさせません。
​私自身、かつてこの地で店を構え、銀杏並木を見下ろすマンションに住んでいたこともあり、この街の歩きやすさや利便性は身をもって知っています。視覚障害者の聖地とされる高田馬場からも近く、都心の中心にありながらどこか懐かしく、落ち着いた時間が流れる神楽坂は、まさに大人が一度は住みたくなる街といえるでしょう。
​そんな魅力あふれる神楽坂の地で開催される、素晴らしいコンサートをご案内します。
​及川音楽事務所主催「ベルタガラ・アーリーサマーコンサート&塩谷靖子ミニ・ソプラノリサイタル」
​第1部 塩谷靖子 ミニ・ソプラノリサイタルから歌と朗読の世界から
ソプラノ独唱と自作エッセイ朗読 塩谷靖子(しおのや のぶこ)
ピアノ 奥千歌子(おく ちかこ)
​演奏予定曲目
西条八十 作詩 宮城道雄 作曲 「落葉」
薩摩忠 作詩 湯山昭 作曲 「牧場」

​第2部
ソプラノ独唱:松田由貴 佐藤麗奈 川口維久子 岸朋子 小林佳子 鬼木麻衣
ピアノ:岩本きよら 長谷川美咲
フルート:滋野詩織

​会場:音楽の友ホール(電話03-3235-2115)
東京メトロ東西線「神楽坂」駅 1番出口(飯田橋方面)より徒歩1分
東京メトロ大江戸線「牛込神楽坂」駅 A3出口より徒歩7分
東京メトロ東西線「飯田橋」駅 B3出口より徒歩11分
JR「飯田橋」駅より徒歩12分
チケット3000円(障害者の方の付き添いは無料)
チケットのお申し込みは塩谷までメールまたは電話にてお願いいたします。
電話 090-3091-1929
メール email@nobuko-soprano.jp
その際、ご希望のコンサートの日にち、お名前、枚数をお伝えください。
また、コメント(介助者の有無など)がありましたら、それもお伝えください。
お申し込みいただいたチケットは、お名前を書いた封筒に入れて受付に置いてありますのでお受け取りください。
​神楽坂の情緒とともに、優雅な音楽のひとときをお楽しみください。
​この記事の最後になりますが、当ブログでは視覚障害をお持ちの方が使用する「音声読み上げソフト」の動作に配慮した文章構成を採用しています。
一般的な記号や複雑な囲み枠などの装飾、特定の文字記号は、読み上げの際に音声が不自然に止まったり、意味の通じない読み方をされたりすることがあります。
すべての読者の皆様に、ストレスなく正確に情報をお届けするための取り組みですので、ご理解をいただけますと幸いです。