​昨日、土曜日の午前中は曇り空でしたが、午後からは雷雨を伴う激しい大雨となりました。そのような悪天候の中、私たちはしっかりと雨具を準備し、北小金集会所へと向かいました。目的は、日頃から大変お世話になっている千葉県議会議員、関根ジロー先生の県議会活動報告会に参加するためです。
​今回の報告会には、福祉支援団体EYESROOMの副社長である小森谷さんも同行し、共に真剣に耳を傾けました。私自身はEYESROOMの代表を務める傍ら、松戸市視覚障害者協会の副会長も兼務しております。そのような立場から、盲導犬の普及や促進活動を通じて関根先生の後援会に入り、日々連携を密にさせていただいています。
​今回の報告会では、関根先生が情熱を注いで取り組まれている視覚障害者向けの対策3点と、松戸市の財政問題に関する重要な課題が共有されました。それぞれの内容を深く掘り下げてご報告いたします。
​《1つ目の課題:多目的トイレへの盲導犬マーク設置による相互理解の促進》
​盲導犬を連れた方が安心して公共施設を利用できるよう、多目的トイレに盲導犬マークを掲示する活動が報告されました。
​実態として、盲導犬はお尻の部分に凝固剤の入った専用のビニール袋を装着して、多目的トイレにて排泄をする場合があります。周囲の環境を汚すことなく室内で清潔に排泄を済ませることが可能です。しかし、この仕組みが一般に広く知られていないため、多目的トイレに入る際に周囲から誤解や心ない言葉を受け、肩身の狭い思いをする当事者が少なくありません。
​関根先生は、この正しい排泄処理の仕組みを周知するとともに、マーク設置によって盲導犬連れの方も堂々と多目的トイレを利用できる環境づくりを推進しています。メディアでも、障害当事者の声を直接行政に届ける関根先生の粘り強い姿勢が評価されています。
​《2つ目の課題:タクシーの乗車拒否撲滅と盲導犬シールの全県徹底》
​盲導犬を理由としたタクシーの乗車拒否をなくすため、車両への盲導犬シールの貼付と法的義務の徹底を進める取り組みです。
​身体障害者補助犬法により、タクシーへの補助犬の同伴拒否は原則として禁止されていますが、現実には運転手の理解不足などから乗車を断られるケースが後を絶ちませんでした。
​この問題に対し、関根先生の働きかけによって千葉県内のすべてのタクシー会社へ周知が徹底されました。現在は、タクシーの車体に磁石型の盲導犬シールを貼ることで、運転手への意識改革を促し、当事者が安心して移動できる体制が整えられています。このスピーディーな行政へのアプローチは、福祉関係者の間でも大きな話題となりました。
​《3つ目の課題:歩行支援デバイス「あしらせ」の補装具費支給(1割負担)の実現》
​本田技研工業(Honda)の社内ベンチャーが開発した視覚障害者向け歩行ナビゲーションシステム「あしらせ(ashirase)」の導入促進活動です。
​この装置は、靴に装着した器具が足元を振動させることで、音声に頼らず直感的に進むべき方向を誘導する画期的な技術です。これにより、視覚障害者の方が周囲の音に集中しながら、安全かつ自由に移動できるようになります。
​現在、関根先生は千葉県内において、この「あしらせ」を障害者総合支援法に基づく補装具として認めさせ、市町村の障害福祉課へ申請すれば原則1割の自己負担(実質的な公費助成)で購入できるよう、議会で情熱的に要望を続けておられます。最先端テクノロジーをいち早く福祉現場に導入しようとするこの動きは、次世代のバリアフリー対策としてマスコミからも非常に高い注目を集めています。
​《4つ目の課題:松戸市の財政危機と市民の知恵を集結した「無償の市民会議」の提案》
​後半では、福祉の枠を超えた松戸市の深刻な財政問題が浮き彫りになりました
​新松戸の駅前再開発や、老朽化した市役所の建て替え問題など、長期にわたる前市政の運営から引き継がれた負の遺産により、現在の松戸市は巨額の赤字を抱えています。お話を伺えば伺うほど、まさに泥沼化しており、手の施しようがないほど事態は悪化しているのが現状です。
​企業を誘致して法人税収入を増やしようにも、新たな施策を打つための予算すら見つからず、挙げ句の果てには住民税などの増税に頼ろうとする動きまで見え隠れしています。私も松戸市の状況はある程度把握していたつもりでしたが、改めて確認した現実の深刻さは想像を絶するものでした。
​政治家や、行政と一部の利害関係がある限られた企業だけで議論を重ねていても、知識が偏り、本当の意味での地方再生は成し遂げられません。政治に任せきりにしていれば、松戸市は確実に破綻へと向かいます。
​松戸市には50万人もの市民が暮らしており、都心にも近い交通の要所であるベッドタウンとして、再生のポテンシャルはいくらでもあります。そこで私は、真に松戸市を再起させるため、以下のような具体的なアイデアを提案したいと思います。
​利益誘導のない、完全無償のボランティアで集まる「松戸再生有識者市民会議」を創設する。
​平日の夜間や土日の時間を活用し、市内の優れた知恵を持つ経営者、学識経験者、 tenderな熱意ある市民が知恵を出し合う場です。市が赤字だからこそ、委員への報酬は一切排除し、全員がボランティアとして時間と専門知識を削って市政のグランドデザインを描き直します。
これまでのしがらみにとらわれない柔軟な民間発想を取り入れることで、行政のスリム化、眠っている市有地の有効活用、民間活力(PFIなど)を導入した市役所建て替え、さらには特区制度を活用したスタートアップ企業の誘致など、予算をかけずに経済を回すアイデアを生み出すことができるはずです。
​今こそ松戸市民に正確な危機を共有し、真の松戸ビジョンを作り上げる活動をスタートさせなければなりません。政治家任せの時代は終わりました。私たちの街の未来は、私たち市民の覚悟と行動によって切り拓くものです。