【白杖を握りしめ、声の限りに命をつなぐ。60歳からの私が選んだ真の生きがいと献血推進活動への想い】

      

【白杖を握りしめ、声の限りに命をつなぐ。60歳からの私が選んだ真の生きがいと献血推進活動への想い】

日本赤十字社「松戸献血ルーム」キテミテマツド広場UFJ銀行横の場所で視覚障害者の男性が、献血促進声掛け活動をしている写真です。
皆様、こんにちは。いつもブログをご覧いただき、本当にありがとうございます。
​今週も予定通り、木曜日は松戸献血ルーム、金曜日は柏献血ルームにて、日本赤十字社献血の広報推進活動(街頭での声かけボランティア)が無事に終了いたしました。
​この時期、外に立っていると強い日差しで汗ばむ時間もあれば、急な冷たい風に身をすくめる時間もあります。5時間の街頭活動の中だけでも気温が大きく変化するため、毎朝の服装選びには本当に頭を悩ませております。
​早いもので、そろそろ12月の計画を立てる時期となりました。今年の12月25日のクリスマスは、柏献血ルームでの街頭活動を終えたあと、今年最後となる私個人としての400mL献血を行う予定です。私にとってのクリスマスは、今年は献血とともにあります。
​さらに、一年の締めくくりである12月31日の大晦日も、柏献血ルームにて今年最後の広報活動を行います。一年の最終日まで、私は街頭で白杖をしっかりと握りしめながら声かけを行います。元旦の1日だけは、お仕事もボランティアもお休みをいただき、心身を休めようと思っております。
​60歳を迎え、グループ事業会社での第一線を退いたとき、私は一度これまでの仕事や人生を真っ白にし、すべてを忘れて「これからの人生で自分は何をすべきなのか」を深く考えました。
​一般的にシニア男性の趣味といえば、ゴルフ、テニス、写真撮影、山登り、囲碁・将棋、あるいは旅行といったものが思い浮かびます。しかし、振り返ってみれば私は根っからの仕事人間であり、仕事以外に自分自身のアイデンティティを見出すことができませんでした。
​60歳から新しく始めたビジネスは、決して営利を目的としたものではありません。残された人生で、いかに社会に貢献できるか。それが私に与えられた課題でした。そして同時に、これまで生かされてきたことへの恩返しとして、自分以上に障害や病気で苦しんでいる方々のために全盲の私ができることは何かを模索したのです。
​そこで思いついたのが、日本赤十字社の献血推進活動への協力でした。
私の申し入れに対して、日本赤十字社の方々はとても前向きに検討してくださいました。最終的には、全盲である私の安全を考慮し「サポート要員を1人つけること」を条件に、快く受諾してくださいました。
​暑い日も寒い日も、街頭に立ち、大きな声を張り上げて献血への協力を呼びかける。一見すると、単純でとても辛い作業に見えるかもしれません。
​しかし、私にはこれまで長年にわたり生活困窮者や難病患者の方々を支援してきた経験があります。その活動の中で、献血によって命を救われ、再び笑顔を取り戻した方々の姿を何度も目の当たりにしてきました。
​だからこそ、私には献血に対する強い信念があります。
献血がどれほど切実に必要とされているか、そして一枚の献血カードの向こう側に救われる命があるという事実を知れば知るほど、この活動の意味は大きくなり、私を突き動かす無限の源泉となるのです。
​街頭に立ち、声の限りに献血の重要性を発信し、一人でも多くの方に協力の輪へ加わっていただくこと。周囲からは「変わっている」と思われるかもしれませんが、これこそが私の生きがいであり、人生最高の趣味なのだと胸を張って言えます。
​誰かの命を助け、その人の笑顔を見ること。それこそが、私にとって真の幸福感を生み出してくれるのです。
​今年も12月31日の大晦日ギリギリまで、私は街頭に立ち続けます。白杖を握りしめて献血推進活動をしている人間は、日本全国を探してもきっと私一人だけかもしれません。
​もし街中で私の姿を見かけましたら、ぜひ気軽に声をかけていただけると嬉しいです。私は全盲のため目が見えず、私の方から皆様に気づいてお声がけすることができません。
​皆様からの温かい「一言」こそが、私にとって何よりの活力となります。皆様の温かい心とご協力に、心より感謝申し上げます。
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