我々 EYESROOMは、障害福祉をテーマにブログを発信しております。
本日は、若者の表に出ていない、ホームレスの問題をテーマとして、深堀いたします。
​現代の日本において、若者の貧困は可視化されにくいという特徴があります。
正社員として雇用されず、非正規労働者として働く若者にとって、仕事の継続は極めて不安定な綱渡りです。
ひとたび退職を余儀なくされれば、家賃の支払いが滞り、即座にホームレス状態へと陥るケースが後を絶ちません。
本来であれば、セーフティネットとなるべき家族も、同様に貧困状態にある場合、帰る場所すら失われてしまいます。
短期バイトや非正規雇用では、日々の生活を維持するのが精一杯で、貯蓄を蓄える余裕はありません。
そのような状況下で、病気や怪我、あるいは障害を抱えることになれば、生活は一変し、急激な貧困へと加速していきます。
​行政の窓口である福祉課へ、生活保護の申請に赴いても、若いという理由だけで門前払いを受ける、いわゆる水際作戦も大きな壁となっています。
賃貸アパートを追われ、家具や家電といった生活基盤をすべて失い、鞄一つで街を彷徨うことになれば、再生への道のりは絶望的になります。
ネットカフェ等での生活は、住民登録が困難であり、住所がないことは、就職活動において致命的な欠陥とみなされます。
携帯電話の維持も難しく、連絡手段を失えば面接に行くことすら叶いません。
結果として、劣悪な条件の短期バイトや、犯罪に加担する闇の仕事に手を染めざるを得ない状況へと追い込まれていきます。
​このような貧困の連鎖は、若者の結婚や出産という選択肢を奪い、日本社会全体の活力を削いでいます。
しかし、この問題を議論すべき国会議員の多くは裕福な家庭に育ち、教育の機会を十分に与えられてきた人々です。
メディアで発言するコメンテーターも、高学歴かつ高収入であり、地べたを這うような貧困のリアリティを肌で感じているとは言い難いのが現状です。
生まれながらにして享受できる環境の差が、固定化された階級社会のような構造を作り出しています。
​我々はこの深刻な事態を打破するために、アウトリーチ活動を通じた直接的な救済や、生活保護申請の同行支援などを行っております。
絶望の淵にある若者が、社会への不平不満を募らせ、無差別殺傷事件などの悲劇を引き起こす前に、手を差し伸べる必要があります。
東京の不動産価格が上昇し、株価が高騰して一部の富裕層や上場企業の社員が潤う一方で、低賃金で過酷な労働に従事する若者が取り残されています。
​この問題を解決するためには、以下の三つの提言を強く訴えます。
​第一に、住居確保を最優先とした住宅ファーストの支援体制の確立です。
住所がないために仕事に就けないという悪循環を断つため、空き家活用や公的住宅の優先提供を行い、住所を確保した状態での就労支援を徹底すべきです。
​第二に、若年層に特化した福祉窓口の設置と、申請プロセスの透明化です。
年齢を理由にした受給拒否を厳格に禁じ、精神疾患や発達障害などの背景を適切に評価できる専門員を配置し、制度から零れ落ちる若者をゼロにする必要があります。
​第三に、教育と雇用における機会平等の徹底的な底上げです。
親の経済力に関わらず、高度な教育や職業訓練を受けられる仕組みを強化し、非正規から正社員への転換を強力に後押しする税制優遇や助成金制度を拡充すべきです。
​同じ日本に生まれながら、出自によって人生が規定される社会は、健全とは言えません。
見えない貧困に苦しむ若者の声を拾い上げ、誰もが人間らしい生活を送り、未来に希望を持てる社会構造へと再構築することが、今の日本に課せられた最大の課題です。
​最後になりますが、現在貧困で苦しんでいる若者の方、ネットカフェでの生活を余儀なくされている方、そしてすでに住まいを失いホームレスとなってしまった方へ。
もし、このブログがあなたの目に留まったのであれば、どうか一人で抱え込まずに、問い合わせフォームよりご連絡をください。
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一歩を踏み出す勇気を、私たちは全力で受け止めます。