【障がいを越えて共生社会へ 30年ぶりの400mL献血と赤十字社での新たな一歩】

      

【障がいを越えて共生社会へ 30年ぶりの400mL献血と赤十字社での新たな一歩】

献血をした後に止血の為、絆創膏の上に包帯を一時的に腕に巻いた視覚障害者男性の座っている画像です。

本日は午前中に小雨が降り、午後からは曇り空が広がる蒸し暑いお天気でした。そんな中、会社のスタッフに同行をお願いし、柏駅東口にある「柏 献血ルーム」へと向かいました。
​以前から皆様にお伝えしている、献血促進のためのボランティア活動に向けた大切な打ち合わせのためです。
​柏駅を出てダブルデッキを進み、エスカレーターを降りて信号を渡ると、左側にみずほ銀行が見えてきます。その榎本ビル5階にあるのが、千葉県赤十字血液センター 柏出張所「柏 献血ルーム」です。
​14時にアポイントをいただき、本日お時間を割いてくださった千葉県赤十字血液センター 柏出張所の松戸所長、そして管理係長の高橋様と打ち合わせをさせていただきました。お二人には、お忙しい中、私の熱意に耳を傾け、貴重なお時間をいただきましたことを、この場を借りて心より深く御礼申し上げます。
​全盲の私をボランティアとして受け入れるにあたっては、様々な運用上の検討事項や課題があったかもしれません。しかし、赤十字社の皆様はそれを排除することなく、真摯に向き合ってくださいました。障がいの有無に関わらず、共に社会を支える「共生社会」の仲間として温かく迎え入れてくださったその姿勢に、深く感銘を受けるとともに、感謝の念でいっぱいです。
​献血フロアに一歩足を踏み入れると、医師や看護師の皆さん、そして様々なスタッフがてきぱきと動かれていました。非常に静粛でありながらも、命をつなぐ場所としての温かな活気に満ち溢れた、素晴らしい空間でした。
​来月からは、松戸駅西口にある松戸ビル1階の「松戸献血ルームPure(ピュア)」と、この「柏 献血ルーム」を交互に訪問し、献血促進ボランティアとしての普及活動を本格的にスタートする予定です。
自らが献血の普及を呼びかけるボランティア活動を始めるにあたり、「まずは自分自身が範を示さなければならない」と強く思いました。そこで、実に30年ぶりとなる献血に挑戦することにしたのです。
​現在の献血には、200mL献血、400mL献血、そして特定の成分だけを採血する成分献血があります。私は、医療現場で最も必要とされており、一人の患者様へ複数人の血液を輸血することによる副作用のリスクを低減できる、一番貢献度の高い「400mL献血」を選びました。
​最新の献血プロセスは非常にシステマチックで驚かされました。タッチパネルなどを用いた丁寧な問診項目への回答、医師によるしっかりとした対面面談、そして採血前には指先から少量の血液を採取しての血液検査など、何段階もの厳しい安全チェックが行われます。これらをすべてクリアし、最終的な合格をいただくことができました。
​採血を行うベッドは、まるで最新の歯科医院にあるような、非常にリラックスできるシートです。目の前には専用のテレビモニターが設置されており、耳元のスピーカーから流れる音を楽しみながら、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
​事前の丁寧な問診やチェック、そして採血後の休憩を含めると、全体で約1時間以上の滞在となりました。その間、体調管理と水分補給のために、ルーム内に用意されているスポーツドリンクやブラックコーヒー、そしておせんべいをいただきました。看護師さんとの何気ないおしゃべりもとても楽しく心地よいもので、1時間という時間はあっという間に過ぎていきました。
​「視覚障がいがあっても、誰かの命を救うため、人の役に立つことができる」
​採血を終えたとき、私の心の中にはそのような深い充実感が静かに宿りました。たった400mLの血液かもしれません。しかし、その血液がどこかで誰かの明日をつなぎ、大切な笑顔を守る力になるのだと思うと、胸の奥がじんわりと温かくなります。
​なお、男性の400mL献血の場合、次回また献血ができるようになるのは3ヶ月後です。献血は健康であれば69歳まで可能(60歳から64歳までの間に献血経験がある方に限ります)とのことですので、60歳の私にはあと9年も献血ができるチャンスが残されています。これは非常に嬉しい発見でした。
​世の中には、人のために素晴らしい大事業を成し遂げられる方がたくさんいらっしゃいます。現在の私にできることは、この小さな一歩程度かもしれません。しかし、自分にできる最低限の貢献を積み重ねることによって、「自分も社会に生かされ、生きている価値があるのだ」と実感できる。それだけで、私は今、大きな幸せを感じています。
​ブログに添付した写真は、献血後に腕の止血のために絆創膏を貼り、その上からしっかりと包帯を巻いていただいたときの様子です。特段、体に問題があったり怪我をしたりしたわけではありませんので、どうぞご安心ください。この包帯はスタッフの方の指示通り1時間後に外しました。中の絆創膏も2時間後には外して良いとのことで、とても手軽です。
​還暦を迎えた60歳の私が400mLの献血を終えた後も、体力的な衰えや違和感は何一つありませんでした。非常に健康的で安全な社会貢献です。
​最新の献血センターは、高度な医療チェック体制とリラクゼーションが融合した、とても興味深く素晴らしい空間に進化しています。ぜひ皆様も、お近くを通りかかった際や、少しのお時間があるときには、献血ルームへ足を運んでみてください。皆様のその一歩が、誰かの未来を救うかけがえのない力になります。皆様の温かいご協力を、心よりお願い申し上げます。 
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