【命を繋ぐ血液の仕組みと献血から患者の元へ届くまでのプロセス 《日本赤十字社&アイズルーム》】

      

【命を繋ぐ血液の仕組みと献血から患者の元へ届くまでのプロセス 《日本赤十字社&アイズルーム》】

千葉県松戸市「松戸献血ルーム」入り口にある赤十字の献血キャラクターと、私(松戸市視覚障害者協会 副会長石原幸一)と並んで撮影した写真で、献血促進の立て看板も持っています。
​皆さんこんにちは
日本赤十字社の献血推進ボランティア(街頭声かけ活動)に組織的に取り組んでいる福祉支援団体EYESROOM(アイズルーム)です
今日は血液のことについて少しお勉強しましょう
血液はなぜ赤いのか知っていますか?
​実は血液そのものが赤い液体というわけではありません。血液の約半分を占める赤血球の中に含まれるヘモグロビンという物質が酸素と結合することで赤く見えているのです。
​血液の中には主に次のような成分が含まれており、それぞれが命を維持するための大切な役割を担っています。
​赤血球
体内のすみずみまで酸素を運ぶ役割を果たしています。
​白血球
体内に侵入してきた細菌やウイルスなどの病原体と戦う免疫の役割を担っています。
​血小板
怪我などで出血した際に、血を止めるための固まり(血栓)を作る働きをします。
​血漿(けっしょう)
全体の約55%を占める淡黄色の液体成分で、栄養素や老廃物を運搬するほか、凝固因子などが含まれています。
ドラマなどの医療シーンでは献血された血液をそのまま体に入れるイメージがあるかもしれませんが、実際の医療現場では全血輸血が行われることはほとんどありません。患者に必要な成分だけを届ける成分輸血が主流となっており、赤血球製剤、血小板製剤、血漿製剤(血漿分画製剤の原料)として分けて使用されます。
​皆様からいただいた献血が、患者の元へ届くまでの厳格な管理と調製のプロセスをご紹介します
​第一工程:検査部門での安全性チェック
献血された血液は、まず血液センターの検査部門へ運ばれます。
ここでは血液型(ABO型・Rh型)の判定のほか、感染症やウイルスの有無を調べる高度な検査が行われます。特に感染初期でウイルス量がごく僅かな場合でも検出できるよう、遺伝子レベルでウイルスを増幅して調べるNAT(核酸増幅検査)などが実施され、安全性が二重三重に確認されます。また、輸血後に副作用が生じた際の追跡調査のために、検体の一部は11年間冷凍保管されます。
​第二工程:製造部門での成分分離と白血球除去
安全性が確保される一方で、製造部門では血液のろ過や分離作業が行われます。
まず、特殊なフィルターを通して白血球を取り除きます。白血球は本来、自分の体では健康を守る働きをしますが、他人の体内に入ると患者の組織を攻撃して強い副作用を引き起こすおそれがあるため、あらかじめ除去されます。
その後、遠心分離機にかけることで、重さの異なる赤血球と血漿を分離し、それぞれの製剤へと仕上げていきます。
​第三工程:供給部門での管理と保存
調製された血液製剤は、それぞれの成分に適した温度環境で厳格に管理されます。
​・赤血球製剤
チルド室のような2度から6度の冷蔵環境で保管されます。有効期間は採血後28日間です。
​・血漿製剤
品質や活性を保つため、マイナス20度以下の冷凍環境でカチカチに凍らせて保管されます。外からの衝撃で破損しないよう専用の箱に入れられ、使用時にぬるま湯などでゆっくり解凍されます。
​・血小板製剤
血小板は生きている細胞であるため、20度から24度の室温で絶えずゆらゆらと揺らしながら保管されます。固まったり劣化したりするのを防ぐためです。有効期間は採血後わずか4日間(検査期間を除くと実質3日間程度)と非常に短いため、常に新しい血液が必要とされています。
​また、医療事故を防ぐため、血液型の違いが一目で判別できるようラベルの色が厳密に色分けされています(A型は黄色、B型は白色、O型は青色、AB型はピンク色)。さらに、輸血前には医療従事者や搬送担当者が光に透かして血小板の動き(スワリング現象)を確認するなど、目視による品質チェックも徹底されています。
輸血というと交通事故による大怪我や大手術を連想される方が多いかもしれませんが、実際には癌(がん)の治療や消化器系の病気、内科的疾患の治療において日常的に数多く使われています。
​我々 EYESROOM(アイズルーム)は視覚障害者が主体となる団体として、同行援護事業所(ガイドヘルパー)の協力も頂き街頭で日赤の看板を掲げて、右手には白杖を握りしめ献血推進の声掛けボランティアをしております。どこかの街角で懸命に声をあげている視覚障害者の方がいましたら、それらは多分 我々の団体です。激励の言葉をかけてあげてください。
そして健康で献血ができる適正年齢の方は16歳からできる命を引き継ぐボランティア、献血に足を運んでください。一人でも多くの血液製剤を必要としている方、病気をされている方のために我々は今日も様々な活動を進めて参ります。
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