​いつも福祉支援団体EYESROOMのブログを見ていただき、ありがとうございます。
​今日は、私が全盲になってからの日常の悩みの一つである、爪切りのお手入れについて情報を共有させてください。
​私は8年前からだんだんと目が見えにくくなり、現在は全盲です。目が見えなくなってからは、うまく爪が切れなくなってしまいました。手の爪は手探りでも比較的切りやすいのですが、足の爪を切るのは本当に大変です。
​もともと性格的に神経質な面があり、昔から爪の先端に白い部分が残っていると気になって仕方がありません。指先から少しでも爪が飛び出していると、気になって何も集中できなくなってしまうため、昔から基本的に深爪気味にしてしまう癖がありました。
​しかし、目が見えない状態で無理にギリギリまで切ろうとすると、特に足の爪を切っている時に間違って皮膚まで切ってしまい、出血してしまうことが何度もありました。深く切りすぎなければそのような事故は起きないと分かってはいるものの、どうしても長く伸ばすのが苦手なのです。
​ブログのアイキャッチ画像には、60歳である私の左手の写真を載せています。
​この爪の状況や手の健康状態について、先日、知り合いの医師に写真と一緒に見てもらう機会がありました。
​医師からは、次のようなアドバイスや評価をいただきました。
​「手全体の状態は非常に綺麗で、皮膚の血色や血行状態もとても良いですね。甲の血管の張りや皮膚のツヤからも健康さが伝わってきます。爪の形も滑らかな丸みに整えられていて、変形や変色もなく、現状では何も問題ありませんよ。これだけ丁寧に手入れされていれば十分ですが、視力に頼らず爪を切る際は皮膚を傷つける危険性があるため、深爪には引き続き注意してくださいね」
​お医者様から手や爪の健康状態について太鼓判を押していただけて安心したものの、私自身の爪切りに関する悩みは続きました。そこで、これまでいくつかの道具を試してきた経緯があります。
​まず、匠の技と呼ばれる約3,000円の高級な爪切りを購入してみました。しかし、私の足の親指の爪は厚みがありすぎたため、その爪切りは刃の開口幅が狭く、うまく挟んで切ることができませんでした。そのため、この爪切りは息子にプレゼントすることにしました。
​次に、目が見えなくても安全に切れるかもしれないと思い、約1,200円で電動爪切りを購入しました。しかし、実際に爪に当ててみると動作の勢いが非常に強く、強い振動と衝撃に対する怖さを感じてしまいました。結果として、その電動爪切りは我が家の引き出しの中で静かに眠ることになりました。
​ここで、一般的に医学的根拠に基づいて推奨されている手と足の正しい爪の切り方や、残すべき爪の長さについて触れておきたいと思います。
​医学的には、爪の先端にある白い部分は1ミリメートル程度残すのが理想的とされています。爪をギリギリまで切ってしまう深爪は、爪の周囲の敏感な皮膚や爪床(爪の下の皮膚)を傷つけるだけでなく、爪が皮膚にくい込んで激しい痛みや炎症を引き起こす「巻き爪」や「陥入爪(かんにゅうそう)」の原因になります。
​手の爪を切る際は、指のカーブに沿って少しずつラウンド状(丸みを帯びた形)に整えるのが基本です。
​一方、足の爪を切る際は、手の爪とは異なり、まっすぐ横に切る「スクエアカット」が推奨されています。角を丸く切り落としすぎると、歩行時に体重がかかった際、圧迫によって巻き爪になりやすくなるためです。角の部分は切り落とさず、やすりで少し角の鋭さを取る程度にとどめるのが安全です。
​そうは言っても、私のように「爪を長く伸ばすのがどうしても苦手で、短く保ちたい」という考えをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。ギリギリまで切り込んで危険を冒すことなく、短く清潔な状態を保つにはどうすればよいでしょうか。
​そこで昨日、私が最終的に購入したのが、精密なステンレス製で爪のカーブにフィットするタイプの爪やすりです。
​専門店では2,000円の値札が付いていましたが、同じ商品を写真で撮影してGoogleで検索してみたところ、Amazonで1,280円で販売されているのを見つけました。すぐにAmazonで注文し、本日届く予定です。
​これからは「爪切りで短く切る習慣」をやめ、「毎日少しずつ爪やすりで削って整える習慣」に変えることにしました。これなら目が見えなくても皮膚を傷つけるリスクがなく、自分好みの短さを安全に維持できます。
​新しい爪やすりを活用して安全に爪を整え、日々のちょっとしたストレスを解消しながら、今週も大切な仕事とボランティア活動に元気に従事していきたいと思います。
​今後とも福祉支援団体EYESROOMをよろしくお願いいたします。