​皆様、おはようございます。
このブログは朝にスタッフへ最終確認を依頼してから投稿しているのですが、ただいま朝の3時53分、一人で夏服と冬服の入れ替え作業をしています。
​昨日はお仕事を休んで1日ボランティア活動を行っていたため、ガイドヘルパーさんとずっと一緒でした。昨日は久しぶりの快晴だったこともあり、ヘルパーさんは「洗濯物がよく乾く」と嬉しそうに話してくださいました。
​その際、ヘルパーさんから「夏物はまとめてポニークリーニングに出して、また春になったら受け取る予定です」というお話を聞きました。
私が「そんなに長く預けたら、クリーニング屋さんに洋服があふれてしまって迷惑がかかるのでは?」と尋ねたところ、ポニークリーニングでは受取時期を聞かれるため、「3月に取りに来ます」と伝えれば、その時期まで保管してもらえるそうなのです。
​このような管理が楽になる方法が身近にあったのかと、とても驚きました。
実は、私の住んでいるマンションは半地下にあり、湿気が非常に多いため、冬の間に服がカビてしまうのが大きな悩みです。春になると毎年洗い直さなければなりませんでした。
​今年の夏は雨が多く、8月にしばらく使っていなかった品を確認したところ、以前の現役時代に奮発して購入した黒革の鞄と、ビジネス用のブランドコートの2つにカビが生えてしまっていました。それを見た家族に「もうダメだ」と言われ、処分されてしまいました。
2年前までは弱視で少し目が見えていたため、細かいカビを見つけて綺麗に拭き取り、天日干しをしてどうにか使い続けることができていました。しかし、現在は全盲となったため、細かいカビを見つけて拭き取る作業が難しくなってしまいました。
​また、現役を退いて年金暮らしとなった今、黒革の手持ち鞄を使う機会もなくなりました。障がいを抱えて生活する中で、ブランドのコートを着る意味も薄れてきたと感じています。
右手には常に白杖を握り、背中には……と言いたいところですが、リュックサックは私にとって扱いづらく諦めました。現在は、配達員の方が使うような、少しおしゃれなメッセンジャーバッグを愛用しています。
​クリーニング店の保管サービスは便利ですが、今の私には預けるような高額な服はありません。61歳となり年金生活に入ると、クリーニング代も家計の負担になります。
一方で、ユニクロなどの製品は豪華なコートと違って自宅の洗濯機で丸洗いできるため、非常に重宝しています。先日も購入した9,800円のダウンジャケットを「どうなってもいい」と思い切って洗濯機で回してみましたが、羽毛が飛び出すことも毛玉ができることもなく、元の綺麗な状態を保てていました。手頃な価格の服は手入れがしやすく、日常使いにとても適していると実感しています。
​さて、目が見えなくなると「どの服がどこにあるか」を把握するのが大変になります。
私はプラスチック製の洋服ダンスを2つ用意し、一方は夏物、もう一方は冬物と明確に分けて収納しています。写真に写っているのが一つ目の樹脂製4段チェストです。写真には写っていませんが、部屋の別の場所に同じような樹脂製5段チェストを置いています。丈の長い服だけはハンガーに掛ける形です。
このように同じ規格の整理棚を2つ設置するだけで、目が見えなくても季節の服の管理が格段に楽になりました。
​さらに、視覚障害をお持ちの方へおすすめの服管理の提案をいくつかご紹介します。
​ハンガーの形や素材を変えて区別する
同じハンガーではなく、例えば「夏物はプラスチックハンガー」「冬物は木製や滑り止め付きハンガー」と分けることで、触るだけでどちらの季節の服か一目で判断できます。
​クローゼット用除湿剤や防カビシートの活用
湿気の多い部屋では、衣装ケースの底やハンガーフックに掛けるタイプの除湿剤・防カビシートをセットでおくことで、カビの発生を抑えることができます。
​タグへの目印(シリコンリングやボタン)付け
似た触感の服が多い場合、服の内側タグに小さなボタンを縫い付けたり、内側に目印になる一回り大きなタグを縫い付けたりすることで、色や柄の判別をしやすくする方法もあります。
​私は全盲になってまだ2年です。
このブログはガイドヘルパーさんや視覚障害のある多くの方にお読みいただいています。
中途失明の方で、「自分はもっと工夫して服を管理している」「こんな便利グッズがある」といったお知恵をお持ちの方は、ぜひページ下部の問い合わせフォームより詳しく教えていただけますと幸いです。
​目が見えなくても快適に服を管理できる方法を、皆様と共有しながら発信していきたいと考えております。ご協力をよろしくお願いいたします。