おはようございます。
​先日、デイジー図書である1冊の書物を読みました。それは視覚障害者のマラソン(ブラインドマラソン)に関する感動作だったのですが、私はそれにものすごく感化され、胸が熱くなりました。
​そこで一念発起し、週に1回、同行援護の方と一緒に本格的なトレーニングに通うことを決意しました。目指す場所は、東京都北区にある東京都障害者総合スポーツセンター(最寄り駅:JR埼京線十条駅)です。
​実はこの施設、日本ブラインドマラソン協会(JBMA)が伴走者養成研修会を開催する場所でもあり、ブラインドマラソンの選手たちにとっては聖地のような公的施設なのです。館内はバリアフリーが徹底されており、雨の日でも濡れずに走れる室内アリーナや、最新のマシンが揃うトレーニング室、さらには安全に周回できる陸上トラックなどが完備されています。ここで、かつての健康で動ける体を取り戻したいと思っています。
​過去のブログでもお話ししましたが、私は学生時代、陸上部でやり投げの選手でした。陸上部というのは短距離と長距離に分かれますが、私は短距離の部に所属し、その練習が終わった後に投擲の練習をしていました。
​当時は長距離の素質もあったようで、高校生の時に男子生徒全員(450人ほど)で走ったロードレースでは、なんと22番。クラスの中では陸上部の長距離専門の部員1人だけに負けましたが、クラスで2番でした。100メートルも12秒3くらいで走れましたから、短距離というよりは、むしろ長距離の方が得意だったのです。
​それを考えると、今は少しジョギングをした程度で転んでしまいます。神経障害による若干の麻痺があるからです。
​とはいうものの、自宅で毎日エアロバイクに乗っているため、太ももはパンパンに張っており、競輪選手のような強靭な筋肉になっています。しかし、全然ストレッチをしてこなかったため、私の体は鋼鉄のように硬くなってしまいました。
​先月から体操サークルに入ったのですが、私の体の硬さと言ったら、誰にも負けません。ラジオ体操をしても、体が前にも横にも全然曲がらないのです。
​そんな状態の私が、デイジー図書(「風が吹いたり、花が散ったり」・朝倉宏景著)に感化され、今度は伴走者と赤い紐で結ばれて走るブラインドマラソンに挑みます。
​ここで、一般の健常者の方にも分かりやすいように、全盲の視覚障害者がなぜ安全に走れるのか、その仕組みについて少し詳しく解説します。
​視覚障害者のマラソンは、ランナーと伴走者(ガイドランナー)が、1メートルほどの「絆ひも(ガイドロープ)」と呼ばれる紐をお互いに握り合って走ります。
​全盲であっても安全に走れる理由は、この紐を通じて、伴走者が常に細かな情報を伝えているからです。
​紐の張り具合や引っ張る方向で、曲がり角や直進のタイミングを体感で伝えます。さらに伴走者は、並走しながら口頭で「30メートル先、緩やかな右カーブです」「5歩先から下り坂になります」「足元に段差があります」といったコースの状況や、周囲のランナーとの距離をリアルタイムで声に出して教えます。いわば、伴走者がランナーの「目」の代わりとなって周囲の安全を100パーセント確保しているため、視覚障害者でも恐怖心なく、全力で風を切って走ることができるのです。
​このジョギング、筋トレ、そしてストレッチをサポートしてくれる同行援護の方を、早速募集することにしました。現在、足立区の同行援護事業所「おとも」にお願いしており、週に1回(月に4回)、1日7時間、月間で28時間の同行援護時間をこのトレーニングに充てる計画です。
​私の身長が180センチメートルありますので、伴走してくださる方は、少なくとも160センチメートル以上の身長がないと、走る際の足の歩数(ストライド)が合わないと思います。
​曜日は毎週火曜日か金曜日が希望ですが、その辺りは調整可能です。学生時代に真剣にスポーツをされていた方や、現在進行形でジムに通って体を鍛えている方など、体力に自信のある方の応募を心からお待ち申し上げております。
​私の足は今、麻痺や硬さのせいで全然ダメな状態ですので、最初は軽いジョギング程度から始めます。ただ、ベースとして強靭な体力は持っていますので、2ヶ月も真面目に走れば、どんどんスピードに乗って早くなると思います。
​体が本当に元気になったら、いつかはやり投げに再チャレンジして、障害者のオリンピック(パラリンピック)を目指したい。そんな無謀とも言えるかもしれない、熱い思いも抱いています。
​昔のやり投げでは、助走なしの立ち投げだけでも50メートルを超えていました。ですから、今もう一度しっかりトレーニングをして、リズムよく投げることができれば、70メートル近くまでいけるのではないかと、勝手にプラス思考で考えています。
​まずは、今のおじいちゃんのような動きしかできない体を脱却し、健康な体へと戻していきたいと思います。
​本日のブログは以上です。新しい挑戦への第一歩、ぜひ応援よろしくお願いいたします。