【障害者施設での不当勾留が招いた最悪の悲劇。16歳少女を精神的拒食症に追い込み餓死させた人質司法と捜査機関の冷酷な実態】

福祉支援団体アイズルームとして、 私たちは日頃から様々な生きづらさを抱える方々や困窮された方々 の支援に尽力していますが、 今回の事件は決して見過ごすことのできない、 福祉現場の根幹を揺るがす極めて重大な問題です。
メディアでも新たな人質司法の重大不祥事として大きく取り上げら れているこの事件は、 当時16歳の少女が虚偽の申告によって障害者施設でのバレンタイ ンイベントにおける暴行容疑で不当に逮捕・勾留され、 精神的苦痛から摂食障害を発症して最終的に餓死に追い込まれたと いう、あまりにも凄惨な国家権力による人権侵害です。
事件の背景には、 日本の刑事司法が抱える人質司法という構造的な問題があります。 少女は身に覚えのない容疑で逮捕された後、 18日間もの間身柄を拘束され、 さらに家族との面会を一切絶たれる接見禁止処分を受けました。 孤独の中で行われた取り調べは過酷を極め、 年長の男性捜査員から人格を否定されるような言動を受けたとされ ています。その結果、 少女は勾留中に激しい恐怖と不安から食事が取れなくなり、 体重が約10kgも減少しました。 取り調べ中に息苦しさや体調不良を訴え、 救急搬送される事態に至ったにもかかわらず、 捜査機関は適切な医療措置を講じることなく再び留置場に収容した のです。
ここで私たちが福祉の視点、 そして数多くの命を救ってきた経験から強く疑問を抱かざるを得な いのは、唯一彼女と接見することができた弁護士の対応、 そして命を救うための最終手段がなぜ取られなかったのかという点 です。
拘留中、 外部の人間で唯一彼女に会うことができたのは弁護士だけでした。 彼女が日々痩せ細り、 精神状態が極限まで悪化していく異変にいち早く気づき、 命がけで彼女の身を守るための救済措置を講じることはできなかっ たのでしょうか。 警察や検察の捜査体制が信じられないほどずさんである以上、 身柄を拘束されている彼女を救える最後の砦は弁護士しかいません でした。
また、釈放後も彼女の精神状態は錯乱し、 体力は戻りませんでした。私たちアイズルームの経験上、 精神的な錯乱や生活困窮によって極度に体重が落ちてしまった方は 、自力で食事を摂ることができず、 受け付けずに嘔吐してしまうケースが多々あります。 このような危機的な状況においては、 様々な在宅治療や訪問医療を試す段階ではなく、 直ちにしかるべき医療機関へ措置入院等の手続きを取り、 2か月から3か月かけて徹底的に体重を戻すと同時に、 精神的な治療を並行して行うべきだったのではないかと考えます。 これこそが、 彼女の命を繋ぎ止めるための最後の手段であったはずです。
さらに、 事件の引き金となった警察や検察の対応は配慮を著しく欠いていま した。 障害者施設という非常にデリケートな福祉の現場における出来事に 対して、捜査機関はもっと慎重に、 そして被疑者が16歳という保護されるべき未成年であるという観 点を十分に持って捜査を進めるべきでした。結果として、 少女の死後に通報内容が事実を誇張した虚偽のものであったことが 判明するという、あまりにも遅すぎる結末を迎えています。
先週、最愛の娘を亡くされた母親が国と兵庫県を相手取り、 約1億円の損害賠償を求める国家賠償請求訴訟を起こしました。 母親が訴える「なぜ逮捕され、 命を落とさなければならなかったのか」 という悲痛な問いかけに対し、 私たちは真摯に向き合わなければなりません。
このブログを読んでくださっている読者の皆様には、 今回の事件が決して他人事ではなく、 一歩間違えれば誰の身にも起こりうる理不尽な恐怖であること、 そして現在の司法制度や捜査体制にどれほど大きな欠陥があるのか を、今一度深く考えていただきたいと切に願います。
メディアでも新たな人質司法の重大不祥事として大きく取り上げら
事件の背景には、
ここで私たちが福祉の視点、
拘留中、
また、釈放後も彼女の精神状態は錯乱し、
さらに、
先週、最愛の娘を亡くされた母親が国と兵庫県を相手取り、
このブログを読んでくださっている読者の皆様には、