​【街頭での温かいお心寄せに感謝いたします】
​いつも福祉支援団体 EYESROOM の活動にあたたかいご理解とご協力をいただき、心より感謝申し上げます。
​私たち EYESROOM は、松戸市視覚障害者協会の皆様としっかりタッグを組み、日本赤十字社の献血街頭呼びかけボランティアを組織的にチーム編成して活動しています。毎週木曜日は「松戸献血ルーム」、金曜日は「柏献血ルーム」で活動し、お一人おひとりに心を込めてお声がけを続けております。
​街頭で足を止めてくださる方、温かい声をかけてくださる皆様の存在が、私たちの何よりの励みです。目の前を通る方々にお声をかけられる数には限りがありますが、皆様の善意が輸血を必要としている方々の命に繋がることが、私たちにとって最高の喜びです。
​【活動の原点にある「白杖の恩返し」】
​私たちのこの取り組みの根底には、「白杖の恩返し」という強い想いがあります。
​視覚に障害を持つ私たちは、街中で道に迷ったとき、書類の読み書きに困ったときなど、日々の暮らしのさまざまな場面で、周りの地域の方々や家族に助けられ、支えられて生きています。
​「日頃いただいているたくさんの優しさと感謝を、今度は私たちが街頭での声に変えて形にしたい」
​献血にご協力いただける方を探すお手伝いをすることで、一人でも多くの命を救うきっかけを作りたい。これこそが、私たちが取り組む「恩返し」の活動です。この温かい支援の輪を、いずれは全国140カ所の献血ルームへと広げていきたいと本気で考えています。
​【皆様の善意の血液は、どのような方に使われているのか?】
​街頭に立ち続ける中で、私たちはふと「皆様からお預かりした大切な血液は、医療現場で実際どのように使われているのだろうか?」という疑問を持ちました。そこで今回、日本赤十字社や公的なデータを基に、その使い道について詳しく調べてみました。
​一般的には「交通事故などの怪我の治療」というイメージが強いかもしれませんが、実際のエビデンス(統計データ)を見ると、驚くべき真実が分かります。
​(1)一番多く使われているのは「がん(悪性腫瘍)」の治療
集められた血液製剤の約35%〜40%は、がんの治療に使われています。手術時の出血対策だけでなく、抗がん剤治療や放射線治療の副作用によって血液(赤血球や血小板)が作れなくなった患者さんを支えるために、日常的に大量の血液が必要とされているのです。特に白血病などの血液疾患では、定期的な輸血が命を繋ぐ命綱となります。
​(2)交通事故などの怪我に使われる割合は全体の「約2%〜3%」
ニュースなどで目にする機会が多いため意外に思われますが、事故や大外傷による輸血は全体のごく一部です。もちろん、緊急時に一度で大量の血液を必要とする現場のため在庫の確保は不可欠ですが、普段の主な用途は「病気との戦い」です。
​(3)人工透析への輸血について
透析患者さんの貧血治療には、現在ではホルモン注射薬(造血刺激因子製剤)が普及しているため、日常的に献血由来の血液が使われるケースはほとんどありません。
​(4)輸血を受ける方の約85%は「50歳以上」
病気の治療や手術で輸血を必要とする患者さんの大半は、高齢期を迎えた方々です。絶え間なく発生するがんや難病の治療を支えるため、毎日の定期的な献血が欠かせない状況になっています。
​【誰もが普通に暮らせる共生社会を目指して】
​今回調べたことで、私たちが街頭でお呼びかけしている一言ひとことが、がんや難病と闘う全国の患者さんの命を日常的に支えているのだと改めて実感いたしました。
​EYESROOM は、今後も松戸市視覚障害者協会と常に密に連携を取りながら、障害を持つ人や難病と闘う方々が、地域の中で当たり前に普通に暮らしていける「共生社会」を作り上げるために、これからも一歩一歩、皆様のご協力のもとで愚直に頑張ってまいります。
​どうかこれからも、私たちの活動を心温まる形で見守っていただけますと幸いです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。