【精神科医・和田秀樹先生が明かす小太り長寿論と東大合格を生む環境の真実】
私は福祉支援団体EYESROOM(アイズルーム) の代表として、高齢者の居住支援に携わる中で、 日々多くのお医者様と意見を交わす機会があります。 そうした現場の交流の中で、 既存の枠組みにとらわれない独自の論理と新しい視点から発信され 、 私自身も大変勉強になっているのが精神科医の和田秀樹先生の提言 です。
精神科医・評論家 和田秀樹(わだ ひでき)先生のプロフィール
1960年大阪府生まれ。奈良県立奈良高等学校を経て、 東京大学医学部医学科を卒業された精神科医であり、評論家、 著述家、映画監督としても幅広く活躍されています。
東京大学医学部附属病院精神神経科助手、 国際医療福祉大学教授などを歴任し、 現在は老年精神医学の専門家として、 高齢者のメンタルヘルスや生き方に関する提言を精力的に行ってい ます。
ご自身が発達障害(ADHDなど) の傾向にあることを公表されており、 型にはまらない視点から日本の医療指導や社会通念に疑問を投げか ける著書は、多くの読者から絶大な支持を集めています。 主な著書に『80歳の壁』『70歳が分の分かれ道』などがあり、 独自の臨床経験と知見に基づいた発信を続けられています。
高齢者の肥満度と寿命に関する医学的エビデンス
私自身、先日内科クリニックを受診した際、 健康診断の結果をもとに担当医から「 体重を86kgから72kgまで減量(ダイエット)するように」 と強く指導された出来事がありました。日本の医療現場では、 このように標準数値へ向けた厳しい指導が行われるのが一般的です 。
しかし、和田先生の提言を踏まえると、 60代という年齢において180cm・ 86kg前後という体型は、 決して無理に削ぎ落とすべき危険な状態ではなく、 むしろ非常に健康的で適正な長寿体型であるという結論に至ります 。
日本人の多くは、健診でのメタボ指導やメディアの情報から「 瘦せていることこそが健康であり長生きの秘訣である」 と信じ込まされています。 医師から適正体重にするための大幅な減量を強く指示されることも 珍しくありません。
しかし、高齢期における体格と生存率に関しては、 厚生労働省の研究班や各研究機関による大規模な疫学調査によって 、明確な医学的エビデンスが示されています。
厚生労働省の大規模追跡調査( 宮城県大崎保健所管内の40歳から79歳を対象とした調査など) をはじめとする数々の疫学研究において、 40歳や65歳以降の死亡リスクが最も低いのは「BMI( 体格指数)が23から27程度」の、 いわゆる小太り体型の人々であることが分かっています。
具体的には、標準体重(BMI 22前後)とされる痩せ気味から普通体型の人よりも、 少し脂肪がついた小太り体型の人の方が平均寿命や生存期間が長い というデータが蓄積されています。
特に65歳以上の高齢期においては、痩せ型(BMI 18.5未満)の死亡リスクが顕著に高くなります。 高齢者の痩せは、免疫力の低下、感染症への罹患リスク上昇、 筋力低下によるフレイル(体力の衰え)や転倒骨折、 認知症の進行を引き起こす大きな原因となります。
欧米など海外の高齢者医療では、 高齢期の無理なダイエットは低栄養やフレイルを招く危険性が高い として推奨されず、むしろ多少の蓄え(小太り) がある状態の方が病気への抵抗力が保たれると考えられています。
和田先生がご指摘されている通り、 若年層の生活習慣病予防の基準(BMI 22)をそのまま高齢者に適用し、 一律に激しい減量を強いる日本の一部の指導法には見直しの議論が 存在します。60代で180cm・86kg(BMI 約26.5)というお体も、 高齢期においては決して危険な過体重ではなく、 病気や感染症に対する十分な蓄えを持った健全で長生きしやすい体 型であると位置づけることができます。
東大合格を決めるのは遺伝ではなく環境という真実
もう一つ、和田先生が強い説得力をもって語られているのが「 東大に合格するのは頭脳の遺伝ではなく、 合格するための環境とやり方を知っているかどうかである」 という論旨です。
東大合格者の多くは、 特別な天才的遺伝子を持っているから合格するわけではありません 。親が東大卒や高学歴である場合、親自身が「 どの時期にどのような教材を使い、 どういった学習工程を踏めば東大に受かるか」 という具体的なノウハウやノウハウへのアクセス方法を知っていま す。そのため、 子供は幼少期から最短ルートの受験技術や学習方法を学ぶことがで きます。
また、 奈良高校をはじめとする全国のトップクラスの進学校において多数 の東大合格者が輩出される背景には、 学校内部に蓄積された情報共有のネットワークが存在します。
先輩から後輩へ、あるいは同級生同士で「 どの予備校のどの講座が良いか」「 どの参考書をどの順番で解くのが最も効率的か」「 どの専門塾が東大対策に強いか」 といった実践的な情報が自然と伝集・共有されます。
仲間同士で刺激し合い、 合格のためのノウハウを教え合う集団環境に身を置くことこそが合 格への最大の近道であり、 単なる個人の生来の才能や遺伝による差ではないというのが和田先 生の主張です。
このように、和田先生は医療の常識や教育の固定観念に対し、 実証的なデータや構造的な視点から本質を突く提言を続けておられ ます。
精神科医・評論家 和田秀樹(わだ ひでき)先生のプロフィール
1960年大阪府生まれ。奈良県立奈良高等学校を経て、
東京大学医学部附属病院精神神経科助手、
ご自身が発達障害(ADHDなど)
高齢者の肥満度と寿命に関する医学的エビデンス
私自身、先日内科クリニックを受診した際、
しかし、和田先生の提言を踏まえると、
日本人の多くは、健診でのメタボ指導やメディアの情報から「
しかし、高齢期における体格と生存率に関しては、
厚生労働省の大規模追跡調査(
具体的には、標準体重(BMI 22前後)とされる痩せ気味から普通体型の人よりも、
特に65歳以上の高齢期においては、痩せ型(BMI 18.5未満)の死亡リスクが顕著に高くなります。
欧米など海外の高齢者医療では、
和田先生がご指摘されている通り、
東大合格を決めるのは遺伝ではなく環境という真実
もう一つ、和田先生が強い説得力をもって語られているのが「
東大合格者の多くは、
また、
先輩から後輩へ、あるいは同級生同士で「
仲間同士で刺激し合い、
このように、和田先生は医療の常識や教育の固定観念に対し、