【視覚障がい者の安全な移動を阻む壁|障がい者用PASMOのオートチャージ制限とデビットカード非対応の問題点】

      

【視覚障がい者の安全な移動を阻む壁|障がい者用PASMOのオートチャージ制限とデビットカード非対応の問題点】

リュックを背負った男性視覚障害者が、白杖を持ちながら反対側の手でリールの付いたカードケース(定期券)を自動改札にかざし、通過する画像です。
私たち福祉支援団体EYESROOM(アイズルーム)は、障がい当事者の視点に立ち、日常の中に潜む不便さや制度の課題を社会へ向けて発信しています。今回は、視覚障がい者が電車やバスを利用する際に直面している、交通系ICカード「PASMO」の仕組みに関する切実な問題を取り上げます。
​視覚障がい者が移動する際、本人用と介護者用の2枚のカードを組み合わせて割引精算を行う「障がい者用PASMO」が利用されています。しかし、この運用には当事者でなければ気づきにくい重大な負担とリスクが存在しています。
​第一に、現金でのチャージ(入金)に伴う安全上のリスクです。視覚障がいをお持ちの方にとって、駅の券売機や精算機を探して操作したり、改札通過時に画面に表示される残高を目視で確認したりすることは極めて困難です。また、現金を手配するために介護者やヘルパーにお金を託して口座から引き出してもらう作業には、盗難や管理上のリスクもつきまといます。
​こうした負担を解消するために求められるのが自動チャージ(オートチャージ)ですが、現行の仕組みには大きな課題があります。
​介護者用カードへのオートチャージ非対応
PASMO協議会の規定により、オートチャージ機能が設定できるのは「本人用カード」のみとなっています。2枚のカードを本人がまとめて管理し、運賃を負担しているにもかかわらず、「介護者用カード」はシステム上オートチャージが拒否されます。そのため、介護者用カードについては、毎回券売機や窓口で現金チャージを行わなければなりません。
​デビットカード非対応とクレジットカード利用のハードル
チャージの自動化にはクレジットカードの登録が必須となっています。しかし、後払い式の借金と同じ仕組みであるクレジットカードの利用を避け、自身の銀行口座から即時に引き落とされる「デビットカード」で安全に管理したいというニーズは根強く存在します。1日の利用限度額(例:3,000円程度)を設定できるデビットカードであれば、万が一の紛失時にも被害を最小限に抑えられます。
​鉄道会社側は「改札機通過時の処理速度(約0.2秒)と通信遅延・残高不足の防止」を理由にクレジットカード限定としていますが、これは事業者側の都合であり、当事者の利便性や安全性が置き去りにされていると言わざるを得ません。
​視覚に障がいがあっても、誰もが安全かつ安心して自立した移動ができる社会を実現するためには、デビットカードの活用や2枚同時チャージへの対応など、当事者の置かれた状況に寄り添った柔軟なシステムの開発と運用改善が不可欠です。私たちは今後も、こうした交通インフラのバリアフリー化に向けた課題を問い続けてまいります。
​※現状の PASMO のカードの運用についてAI を使って調べた内容となっており、ブログに記載した内容が正しいのかどうかはご自身で 公式ホームページなど見て確認をお願いします 。
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