【姉たちの母の味と上野アメ横ミッション!五感で楽しんだ春の休日】

      

【姉たちの母の味と上野アメ横ミッション!五感で楽しんだ春の休日】

男性の視覚障害者が、ガイドヘルパーと電車に乗車し、移動する画像です。

​昨日は土曜日。お昼頃、二人の姉が私の家を訪ねてきてくれました。マンションのオートロックの前から弾むような声で電話をかけてきた彼女たちは、私にとって本当に頼もしい存在です。
​私には三人の姉がいます。長女は私が幼い頃に嫁いでしまったため、共に過ごした時間は短く少し疎遠ですが、次女と三女は、この「ダメな弟」が可愛いのか、昔から本当によく面倒を見てくれます。
​先日、母の四十九日を無事に終えたことを報告したため、姉たちは墓参りに来てくれたようです。その際、手料理の赤飯とたけのこの混ぜご飯を届けてくれました。さらに、高級な「とちおとめ」を4パックも。こんなに立派なイチゴは自分だけではもったいないので、近くに住む息子にもお裾分けしました。
​お赤飯や混ぜご飯を口に運ぶと、それは紛れもなく「母の味」でした。姉たちがその味をしっかりと継承してくれていたことが、何よりも嬉しく、懐かしい想いで胸がいっぱいになりました。
そんな心温まる昼食を終え、午後からは前々からやってみたかったことを実現するために上野へ向かいました。
​今回の目的地は、活気あふれるアメ横です。
同行してくれたガイドさんは「上野は焼肉を食べに来たり、お酒を飲みに来たりしている」と言っていましたが、私より若いためか、少し案内が心許ない場面もありました。外の音を聞き分け、「ここはまだアメ横じゃない。鉄道が走っている高架下の向こう側がアメ横だ」と私が指示を出し、無事にあの独特の喧騒の中へたどり着きました。
​週末の土曜日とあって、アメ横は溢れんばかりの人、人、人!多言語が飛び交い、威勢の良い掛け声が響くあの臨場感は、いつ来ても圧倒されます。
​まず挑んだミッションは、タコを圧縮した大きな「せんべい」です。1枚1000円という観光地ならではの価格ですが、パリパリとした薄い食感は一度食べてみる価値ありです。友人にも「話のネタに一度は食べてみて」と勧めたい一品でした。
​続いては、割り箸に刺さった7つくらいのフルーツをカチカチの飴でコーティングした「フルーツ飴」。アメ横の名物ですが、いつも行列で諦めていたものです。今回は意を決して挑戦しました。冷たいフルーツと飴のパリッとした食感のコントラストが面白く、ようやく念願が叶いました。
​さらに、大好きなアイスクリームも。北海道プレミアムアイスクリームを頂きましたが、先日栃木の牧場で食べたものに引けを取らない濃厚な味わいで、至福のひとときでした。
​アメ横名物の「チョコレート叩き売り」にも参戦しました。1000円で袋いっぱいに詰め込まれるパフォーマンスは、見ているだけで元気がもらえます。ヘルパーさんの分と自分の分の二袋を購入。中身を確認するとマンゴーチョコがどっさりと入っていて、その豪快さに思わず笑ってしまいました。帰宅してから、家族にもお裾分けして楽しみました。
​そして、一日の締めくくりに訪れたのが、アトレ上野にある「アフタヌーンティー・ティールーム」です。
​ここで頂いたのが、イギリスの伝統を感じさせる「クリームティーセット」です。
お皿に乗っているのは、スコーンと呼ばれるビスケットのような形状の焼き菓子。これを上下二つにパカッと割り、そこに濃厚なクロテッドクリームと甘酸っぱいジャムをたっぷりと塗り込んでいただくのがこのセットの醍醐味です。
​コーヒーではなく、ぜひ本格的な紅茶と共に楽しんでほしい逸品です。上野駅の改札を出てすぐの場所にありながら、外の喧騒を忘れさせてくれる優雅な時間は、歩き疲れた体に優しく染み渡りました。
​本来なら、アメ横らしく豪華な海鮮丼や回転寿司、あるいはガイドさんが勧めてくれた焼肉を食べるべきところですが、お昼に頂いた「姉たちの母の味」でお腹も心も満たされていたため、今回は控えました。
夕暮れ時に北小金に戻り、車で迎えに来てもらってからは、最近ハマっているポポラマーマ「欲張りペペロンチーノ」を堪能。ドリンクバーでジュースやコーヒーを楽しみながら、今日一日の出来事を賑やかに振り返りました。
​予定していた浅草巡りは、時間が足りず次回の楽しみとなりました。仲見世通りの小さなお店が閉まるのは早いですから、リベンジの日は人形焼きを食べ歩き、浅草らしいお土産をじっくり選ぶつもりです。
​姉たちが届けてくれた母の味から始まり、アメ横の熱気に触れた最高の一日。
次はどこへ行こうか、今から楽しみでなりません。
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