【不条理な2時間の待ち時間が学びの場へ!同行援護の出会いと東海光学の遮光眼鏡で切り拓く視覚障害者の新たな一歩】

      

【不条理な2時間の待ち時間が学びの場へ!同行援護の出会いと東海光学の遮光眼鏡で切り拓く視覚障害者の新たな一歩】

白衣を着た女性医師が、30代女性患者の眼球の疾病に関する治療の為、眼球の状況を確認している画像です。

昨日は定期検診のため、北柏の慈恵医大病院の眼科へ向かいました。足立区の同行援護サービス事業所から、本日初めて担当してくださるヘルパーさんに同行していただきました。

​外は曇り空ながらも蒸し暑く、駅から病院まで18分歩く予定を急遽バスに変更しました。直行バスのおかげでわずか5分で到着。木曜日の午後の外来は驚くほど空いており、今日は早く終わりそうだと思っていたのですが、ここから予期せぬ試練が始まりました。14時半の診察予定が、実際に呼ばれたのは16時半。気がつけば一番最後に後回しにされていたのです。
​のちに分かった原因は、これまで全幅の信頼を寄せていた優秀な女性の担当医が、木曜日を外来から手術日に変更していたことでした。そのため、今回は若い男性の医師が代診することになり、説明もないまま2時間も放置されてしまったのです。事前に日程変更の連絡さえいただければ、診察日を金曜日にずらすなどの対応ができただけに、事前の説明が一切なかった不合理さには強い疑問を感じました。
​現役世代でバリバリと仕事をしていた頃の私であれば、スケジュールがパンパンに詰まっていたため、明快な理由なしに2時間も待たされたら厳しく文句を言いたいところです。しかし、第一線を退いた現在の私は重度視覚障害者であり、障害者手帳の等級が重いため医療の助成金も受けている身です。そのような立場で文句を言うのも申し訳ないため、大人として意見をグッと呑み込みました。
​何よりも心苦しかったのは、同行してくださったヘルパーさんに予定を1時間半も超過させてしまったことです。普段は大人の重度障害者施設で働いておられ、メインのお仕事が休みの日にこうして視覚障害者の同行援護をされているとのことでした。つまり、私と同じ福祉従事者だったのです。障害に関する思いや、当事者への対応の仕方などについて率直な意見を交わし合ううちに、慈恵医大でのただただ辛いはずだった待ち時間が、このヘルパーさんのおかげで少し学びの場になりました。
​今回の診察のもう一つの目的は、松戸市の障害福祉課に申請するための遮光眼鏡に関する医師の承認書類をいただくことでした。一般的にこの手の診断書を書いていただくと、慈恵医大では6000円前後かかります。今回もその出費を見込んでお金を持って行きましたが、なぜか遮光眼鏡の申請書類を書くのには費用はかからないと言われて、とてもラッキーに思いました。
​現在、私は自分自身で買ったサングラスのような眼鏡を5本ほど持っています。しかし最近、福祉用具として遮光眼鏡が支給されることを聞いたので、それならば専門の視覚障害者用の遮光眼鏡を作ろうと思った次第でございます。
​私の左目は8年前から光も見えませんが、右目はまだ視野閉塞が残るひどいものの、少しだけ光が見えます。直射日光がひどい時は、その目の中心部にある小さな五円玉の穴みたいなところからものすごい光が差し込んで、眩しくて頭痛がしてしまうのです。だからこそ、本格的な遮光眼鏡を補助金を使って作ろうと考えました。
​ここで、視覚障害者が専門に愛用している遮光眼鏡の仕組みや、福祉用具として支給される仕組みについて深く掘り下げてみたいと思います。一般のサングラスは全体の光を均一にカットするため、視覚障害者が使うと全体が暗くなりすぎて見えにくくなることがあります。一方、福祉用具の遮光眼鏡は、眩しさの原因となる青色光線をカットしつつ、それ以外の光を通すことでコントラストをはっきりさせる効果があります。
​この視覚障害者用の遮光レンズにおいて、日本で最も有名で絶大な信頼を得ている会社が「東海光学株式会社(TOKAI)」です。同社が開発している「CCP400」というシリーズのレンズは、多くの専門医や視覚障害者から「遮光レンズといえばこの会社のレンズに限る」と言われるほど普及しています。
​この遮光眼鏡は、身体障害者手帳を持つ視覚障害者が自治体に申請し、医師が必要性を認めた書類を提出することで、補装具費支給制度という仕組みにより公的補助を受けて購入することができます。
​7月以降に申請書に先生のサインをいただく予定ですので、7月に入りましたら、視覚障害者専門の遮光眼鏡の使い勝手が本当にいいのか、こちらのブログにて皆さまに報告したいと思います。 
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