おはようございます。
​今日も暑い一日になりそうです。
​本日は、多くの人が待ち望んでいた足立区の花火大会が開催されます。過去2年連続で中止を余儀なくされていたこともあり、私の周りの人たちはかなりの盛り上がりを見せています。
​実は、この中止になっていた期間は、私が全盲になった期間とちょうど重なっています。そのため、これまでは「自分にはどうせ花火は見えないのだから、雨で中止になっても構わない」と、心の中でひっそりと思っていました。周りのメンバーはみんな行くみたいですが、足立区の花火大会は土手を登って河川敷から見るのが定番です。白杖を使用する私にとって、あの混雑する土手での花火見物には、非常に高いハードルがあります。
​私の人生は、まさに山あり谷ありの連続でした。2度の離婚を経験しているため、かつて家族で出かけた花火大会が、今でも一番温かい思い出として胸に残っています。それだけでなく、たくさんの仲間たちや、大勢の会社の部下たちと過ごした花火大会にも、それぞれに忘れられない様々な思い出があります。
​花火そのものの美しさはもちろんですが、それを眺めながら囲んだ料理や、活気あふれる出店の並び。あるいは、ホテルのラウンジから見下ろす優雅な花火や、リムジンから見上げた特別な景色。そして、家族のために自分自身で企画した、あの海岸での花火。
​人生の「山の時期」には、そんなきらびやかで綺麗な花火をたくさん見ることができました。しかし、人生の「谷の時期」には、花火をのんびり見上げるような心の余裕など一切なく、ただがむしゃらに働いていました。
​そうした個人的な時代背景を考えると、現在の私は、ようやく谷底から少しずつ上り始めようとしている時期にあります。正直に言えば、まだ心から花火を楽しめるほどの心境には至っていません。まあ、その前に「全盲になり、もうあの光が見えない」という、自分の中での大きなジレンマもあります。
​20歳で事業を創業し、波乱万丈な道を全速力で駆け抜けてきた人生でした。
​今日という素晴らしい花火大会の日に、私は足立区の喧騒から少し取り残されたような気持ちになっています。しかし、花火を見るという形ではなく、この一日を一人でどのようにエンジョイしようかと前を向いています。
​これから、新しい仲間をどう見つけていくか。人生は、諦めなければ必ず何かが起きます。
​目が見える読者の皆様は、ぜひ足立区の花火大会に行って、あの感動を味わってきてくださいね。今日はお天気も良さそうですし、きっと素晴らしい花火大会になりますよ。
​全盲となった私は、今日という悠々とした時間を、私なりの楽しさでいっぱいに充実させようと思っています。
​(以下は、今年の足立区の花火大会の正確な情報です。)
​第48回足立の花火 開催概要
日時:2026年5月30日(土曜日) 19時20分から20時20分
場所:荒川河川敷(東京メトロ千代田線鉄橋から西新井橋間)
打上数:約13,000発