【玉川徹氏の炎上から考える情報発信の本質|なぜ「綺麗事」だけでは人の心に響かないのか?羽鳥慎一モーニングショーとサンデーモーニングの決定的な違い】

      

【玉川徹氏の炎上から考える情報発信の本質|なぜ「綺麗事」だけでは人の心に響かないのか?羽鳥慎一モーニングショーとサンデーモーニングの決定的な違い】

羽鳥慎一モーニングショーとサンデーモーニングの番組制作方法の違いについて指摘した画像です。

​テレビ朝日系の「羽鳥慎一モーニングショー」でコメンテーターを務める玉川徹氏の発言が、再び大きな波紋を呼んでいます。
​今回の騒動は、アメリカとイランの協議を巡り、ユダヤ系であるクシュナー氏の参加に対して「いないほうがいい気がする」と発言したことが発端でした。これに対し、駐日イスラエル大使が正式に抗議し、テレビ朝日側が謝罪する事態に発展しています。
​玉川氏は過去にも、安倍元首相の国葬に関する発言での謹慎処分や、選挙とSNSを巡るコメントで何度も炎上を経験しています。しかし、それでも彼が起用され続ける理由は明確です。
​番組制作のプロの視点によれば、玉川氏は単に思ったことを口にしているのではなく、「どうすれば視聴者が喜び、視聴率が取れるか」を計算できる、極めて優秀なディレクター視点を持った出演者なのです。
​私は「羽鳥慎一モーニングショー」を高く評価しています。この番組の魅力は、毎回登場する専門家と玉川氏が、異なる視点から真剣に議論を戦わせるライブ感にあります。予定調和ではない、何が飛び出すかわからないドキドキ感があるのです。
​一方で、同じ報道番組でも、膳場貴子氏がキャスターを務める「サンデーモーニング」はどうでしょうか。膳場氏は東大卒の才色兼備で非常に美しい方ですが、番組の内容は対照的です。コメンテーターたちは一様に同じような方向性の意見を述べ、まるで「道徳の時間」のように平和や反戦を語ります。最後まで見なくても結論が予想できてしまう構成は、どこか物足りなさを感じさせます。
​京都大学出身の玉川氏は、私と同世代ということもあり、その思考回路には共感する部分が多々あります。実は、私のブログや地方自治体から依頼されるセミナーでも、あえて「激しい言葉」を選ぶことが少なくありません。
​当たり前の正論や、誰にも嫌われない言葉を並べているだけでは、読者の反応は驚くほど薄いものです。時には「これは怒られるかもしれない」というリスクを承知で、核心を突く発言をしなければ、誰の心にも残りません。
​私のセミナーの進め方も、玉川氏のスタイルに通じるものがあります。
多くの場合、前半の講師が統計データや行政の取り組みを細かく分析します。内容は正確で立派ですが、聴衆の顔を見ると、退屈そうにぼーっとしている姿が目立ちます。
後半に私が登壇する際は、現場で起きている生々しい話や、笑い、そして涙があるエピソードを盛り込みます。資料の緻密さでは負けているかもしれませんが、終了後に名刺交換の行列ができるのは私のほうです。
​情報発信において大切なのは、その場の空気を感じ取り、聴衆の年齢や性別、関心に合わせて臨機応変に「生きた言葉」を届けることです。
​今の世の中は規制が厳しくなり、言論の自由があるようでいて、実は確信に触れる発言がしにくくなっています。しかし、よくも悪くも心に響かない表現は、存在していないのと同じではないでしょうか。
​私はこれからも、玉川氏のように批判を恐れず、自分の考えを明確に発信していきたいと考えています。世の中が本当に知りたい問題点
は何か、何が人の心を揺さぶるのか。その視点を持ち続けることこそが、今の時代に求められる「伝える力」なのだと確信しています。
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