【いかなる理由があろうとも18歳の女性に対する暴力を決して許してはいけない】

      

【いかなる理由があろうとも18歳の女性に対する暴力を決して許してはいけない】

子供や女性に対する暴力をなくす為の、スローガンのイラストです。

世間では元読売巨人軍の阿部慎之助前監督の逮捕やそれに伴う監督辞任を巡り、巨人軍の対応や公的支援サービスのあり方、警察の逮捕手続きについて様々な議論が交わされています。メディアや世論の多くは、家庭内の揉め事であり逮捕は行き過ぎだ、あるいは監督を辞任するほどの責任ではないといった擁護の意見が主流を占めているように見受けられます。しかし、私たちはここで最も重要な1つの事実を見失ってはいけません。
​子供といえども、18歳は立派な1人の人格を持った人間です。阿部元監督が口答えをされたからといって、長女の襟元を掴んで投げ飛ばしたという暴力を振るった事実は何一つ変わりません。しかも、その際には飲酒のデータが警察で出ているとされており、お酒の力を借りて暴力に及んだという点において非常に卑劣であると言わざるを得ません。
​身長180センチを超える大柄な元プロ野球選手が、体格的にも明らかに弱い立場にある18歳の女性を投げ飛ばすという行為は、家庭内のしつけなどという言葉で片付けられるものではなく、明らかな暴力そのものです。通常の社会人であれば、いかに感情が高ぶったとしても女性に暴力を振るうようなことは決してありません。家族だから、あるいは子供だからといって許される理屈は社会通念上、どこにも存在しないのです。
​事件後、阿部元監督を擁護し監督復帰を望む署名活動や声が上がっている一方で、巨人軍関係者からは彼の普段の振る舞いや、組織において自分勝手な行動を取っていたこと、周囲の意見に耳を傾けないいわば裸の王様状態であったという証言が取材記事などを通じて次々と暴露されています。突然人間が変貌してお酒を飲んで暴力を振るうわけではありません。普段からの素行や抑えきれない傲慢な姿勢があったからこそ、カッとなった拍子にこうした事件を引き起こしたのだという背景が克明に浮かび上がっています。
​さらに、記者会見では代理人弁護士を通じて娘さんからの手紙が読み上げられ、これが世間の同情を誘う大きな要因となっています。しかし、その手紙の内容はあまりにも父親を全面的にかばうように出来すぎており、大きな組織や有能な弁護士がこの事件を穏便に収束させるために周到に演出した戦略に過ぎないのではないかという強い違和感を拭えません。私たちは、こうした大組織による記者会見の巧妙な演出や、メディアによる擁護の論調に決して惑わされてはならないのです。
​お酒を飲んだ上での暴力はもってのほかであり、いかなる家庭内のトラブルであっても暴力という手段で解決しようとした責任は極めて重いものです。現在の世論は被害者である女性の権利を軽視し、加害者を不当に擁護する傾向にありますが、暴力は暴力として厳しく指弾され、相応の責任を取るのが当然の義務です。私たちはこの事件を通じて、弱い立場にある者への暴力を決して容認してはならないという姿勢を強く持ち続ける必要があります。 
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