​福祉支援団体「EYESROOM」の代表、そして中小企業向けの問題解決コンサルタントとして活動している私には、夏の季節が巡ってくるたびに、鮮やかに思い出すある大切な記憶があります。
​それは今から5年ほど前のこと。当時の私は、すでに左目の視力を失っており、右目も緑内障の影響で中心の一部しか見えない状態でした。それでもコンサルタントとしての仕事に情熱を注いでいた私は、ある一人の若い経営者様と出会い、ビジネスのアドバイスをさせていただく関係になりました。
​その方は20代半ばという若さで、大きな夢を抱き、池袋で2店舗の癒やしの空間を運営されている代表者でした。まさに心身のウェルビーイング(心豊かな健康)を追求するその方は、どこか神秘的でスピリチュアルな魅力も持ち合わせていました。
​当時、その年の夏も猛暑でした。
​その打ち合わせの際、私と彼の間ではいつも、ちょっとした可愛い駆け引きが行われていたのです。というのも、その経営者様は朝からかき氷専門店に足を運ぶほどの大のかき氷好き。一方で当時の私は、どんぶりほどもある大きなお皿に新鮮な野菜がたっぷり入った、おしゃれな「サラダボウル」にすっかりハマっていました。
​実は、この2つには面白い共通点があります。
​どちらも東京の中心にある最先端の洗練された専門店で、おしゃれな器(ボウル)に美しく盛り付けられて提供されます。お値段もどちらも2000円ほど。「サラダやかき氷だけでお腹がいっぱいになるの?」と思われるかもしれませんが、ピスタチオやクルミといった様々なトッピングが絶妙なアクセントになっていて、どちらも驚くほど満足感があるのです。
​打ち合わせの場所を決める時、私の行きたいヘルシーなサラダ専門店にするか、それともお相手が愛してやまないかき氷専門店にするか。お互いのこだわりがぶつかるその時間が、とても微笑ましく、心地よいひとときでした。
​あえて具体的なお店の名前は伏せますが、どちらの専門店も本当に素晴らしい魅力を持っています。
​サラダ専門店は美味しくて体に良く、現代人の健康を支えてくれます。そしてかき氷専門店は、天然氷を使った驚くほどなめらかな口溶けが格別で、見た目も美しくSNS映え抜群です。驚くべきことに、これらのかき氷専門店は夏だけでなく、冬でも多くのファンで賑わっています。皆さんもぜひ、スマホやSNSの口コミをチェックして、最新のサラダボウルやかき氷の世界を体験してみてください。
​あの猛暑の夏から5年。
​今でもこの季節になると、夢を追いかけていた若き日の彼を思い出します。常に新しいことに挑戦するエネルギーに満ちあふれた方でしたから今頃はあの大好きなかき氷の店を開いているのかもしれませんし、あるいは全く別の新しい事業へとしなやかに挑戦しているのかもしれません。
​そんな想像を膨らませながら、今年も美味しいボウルを味わう夏が始まります。