【台風の日に感じた、理不尽なシステムと過去の緊迫した記憶】

      

【台風の日に感じた、理不尽なシステムと過去の緊迫した記憶】

日本の築古2階建て木造家屋を、重機を使って解体しているイメージ画像です。

​台風が近づいていますね。
実は明日、台風が接近する中で会合の予定があり、同行援護(視覚障害者ガイドヘルパー)を依頼していました。
​ブログを読んでくださっている方はご存知の通り、私は雨具を万全に用意していたので、どんな状況でも行くつもりでした。しかし、会合の代表者から「今回は中止にして日程を変更したい」と申し出があり、延期することになったのです。
​そのことを同行援護のヘルパーの方に伝えたところ、腑に落ちないことが起きました。
悪天候によって「利用者側からキャンセルされた」として、システム処理されてしまったのです。
​文字通りに捉えればその通りの流れなのですが、私が利用している同行援護の会社のシステムには厄介なルールがあります。利用者側からキャンセルをすると履歴が残り、評価が下がってしまうような、まるでゲームのポイントシステムのような運用がされているのです
​会合は年間を通して定期的にあるものです。わざわざキャンセル扱いにせず、次回への日程変更という形にしてもらえれば、私の利用履歴に傷がつくことはありませんでした。
​私が憤りを感じているのは、一方通行のメールだけで「利用者側の意向に沿ってキャンセルする」という言い回しで処理されてしまったことです。小さなことかもしれませんが、キャンセルの進め方ひとつでこちらの評価基準が変わってしまう。そんな理不尽なシステム対応に、モヤモヤした気持ちを抱えざるを得ませんでした。
​さて、話を少し変えます。
​現在の私の生活では、台風による大きな影響はありません。しかし、以前に解体・建築会社や不動産・物件管理会社を経営していた頃は、台風といえば本当に大変な事前対策を必要としました。
​解体・建築会社を経営していた頃、一番ひどかった時は、建物の周りを覆っている足場が台風の強風で倒れてしまいました。それも交通量の多い国道側です。
多くの緊急車両や警察が出動する大騒動になりました。幸い人への被害はありませんでしたが、国道を3時間ほど止めてしまい、復旧には凄まじい苦労を伴いました。
不動産・物件管理会社を経営していた時には、老朽化が進んでいたアパートの屋根から、台風の大雨による漏水が発生しました。
激しい雨の中で屋根を応急補修するのも過酷ですし、雨漏りさせてしまった部屋の対策や、濡れてしまった入居者様の荷物の保証問題など、後処理にも追われました。
​雨というのは、ある一定量を超えると、考えられないような隙間から入り込んできます。木造住宅ならともかく、コンクリートのビルであっても、外壁のわずかな隙間から潜り込んでくるケースがあるのです。
しかも、建物に水が浸透すると、その侵入箇所を特定するのが非常に困難です。水害の最中にある程度特定して応急処置はしますが、本格的な原因調査は晴れた日に行います。台風時と同じ状況を作るわけにはいかないため、大量の水をかけて再現検査を行い、どのような経路で水が浸透したのかを詳しく調べる必要があります
​こうした経験があるため、当時は大きな台風が近づくと、社内に「緊急対策本部」を立ち上げていました。台風が来る前に対策を講じ、当日は24時間体制で万全の警戒を整えていたものです。今振り返っても、本当に張り詰めた大変な日々だったと思い出します。
​全盲となった今では、そのような大がかりな現場対応をすることはなくなりました。しかし、冒頭でお話ししたような、つまらないシステム評価の仕組みによって、また違った種類の困惑を経験することとなりました。
​今日あたりから、いよいよ台風が近づいてくると思います。
皆さん、台風の備えは万全にして、くれぐれもお気をつけください。
もし住宅の周りに建築現場の足場などがある場合は、倒壊の恐れがありますので、絶対に近づかないようにしてくださいね。
カテゴリー