​今日は七夕ですね。
皆さんは短冊にどのような願い事を書かれましたか。
​私は短冊ではなく、願い事を書く絵馬をいただいたので、久しぶりに時間をかけてゆっくりと文字を書いてみました。
全盲の私にとって、手書きで文字を書くということは、なかなか困難なミッションです。
書き終えてスタッフに出来栄えを確認してもらったところ、「1行目は読めますが、2行目は不合格ですね」と笑顔で言われてしまいました。そんな温かいやり取りに、思わず笑みがこぼれる七夕のひとときです。
​実は、私たちの団体は来る7月17日で「7期目」という大きな節目を迎えます。
2年前までは数多くの企業を経営していましたが、視力を失ってから再びゼロからスタートした会社は、唯一この一つだけです。
​全盲になってからの再出発にあたり、2年前に拠点を構えたのが、松戸市が運営するスタートアップオフィスでした。
この施設は、松戸市が起業を目指す人や設立間もない会社を育てるための場所です。様々な支援を受けながら、事業を軌道に乗せるまでを過ごす大切な学び舎でもあります。
こうした起業支援の場としての役割を全うし、次なるステップへ進むため、私たちは7期目を迎えるこのタイミングで、ここを卒業することを決意いたしました。
​新たな移転先は、日本のビジネスの中心地である「日本橋」に佇む、とてもおしゃれで綺麗な築浅ビルです。
実はこのビルの近くには、13年ほど前に私が別の会社を経営していた頃の、かつての拠点がありました。
近くには「コレド日本橋」(2027年秋に隣接地に建設中の東京ミッドタウン日本橋に移転)などの商業施設があり、買い物や食事にも非常に便利な場所です。
まだ目が不自由なく見えていた時期に過ごした懐かしいオフィス街だからこそ、私の中には今でも確かな土地勘が残っています。
​今後は千葉県の東葛地域や松戸市を仕事の中心軸としながらも、面接や重要な会議、そして他団体や企業様との提携打ち合わせの場として、この日本橋の拠点を活用していく予定です。
これまで松戸の事務所へ地方からお越しいただく際、道案内や説明に苦慮することが少なくありませんでした。しかし、日本を代表する「日本橋」であれば、全国どなたにでも一言で伝わり、道に迷われることもなくなると確信しています。
​団体として少しずつ進化を遂げ、より多くの周囲の方々を巻き込みながら活動の幅を広げていくこと。それこそが、私たちの使命です。
障害を抱える方、高齢の方、難病と闘う方、そして日々の暮らしのなかで生きづらさを感じているすべての生活弱者の方々が、安心して安全に暮らせる「共生社会」の実現へ向けて。
私たちはこれからもボランティア活動を軸に据え、一歩一歩、確かな歩みを続けてまいります。
​新章を迎える私たちの挑戦に、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。